前編では、栄えバエの臼杵城入口から登城。
畳櫓、大門櫓を経て二之丸の国崩(くにくずし)などを見た。
後編は、いよいよ本丸へ。
↓武具櫓跡
二之丸の東端まで来た。ここより東は空堀を挟みーの、本丸とあい成る。
写真は二之丸より見る、本丸の南西隅にあった武具櫓跡。
よく見ると、武具櫓跡の奥へ続く細い道(手すりのついた)がある。この道からも本丸へ行けるようだ。
↓武具櫓跡より土橋石垣を見る
よく覚えていないが、
その細い道へ出て、武具櫓跡の辺りから二之丸の方向を見返した所、だと思う。
出っ張っていて櫓台っぽいが、本丸へ通じる土橋の石垣だっけかぁ
↓空堀へ降りる階段
本丸へ向かう土橋を渡る前に、空堀へ降りる事ができるようなので降りてきた。
振り返った写真。写真正面が土橋。すぐ横に階段が付いている。
↓空堀
空堀の先を見る。
土橋より左手の空堀は、石垣で組まれていないようだ。
左側が二之丸、右側が本丸。
↓空堀から見る天守櫓跡
堀底を進むとすぐに四角いものが。天守櫓跡だ。
↓鉄門跡
天守櫓跡は後で見るとしよう。
堀から戻り、土橋を渡って、鉄門(くろがねもん)跡だ。
本丸への玄関だけあって城内では屈指の巨石が使われている。
↓本丸_説明
本丸にあった御殿は、遠くて不便との理由で、二之丸御殿にその機能を移していった。
↓天守櫓跡
では、今度はじっくり天守櫓跡を見てみよう。
当時の櫓が建っていた所は、少し盛り上げて平面復元されているようだ。
↓天守櫓跡
一部石垣が崩された櫓台を、土で四角く補修し復元しているようだ。
が、草が延びていてよく分からない。いや、石だけなら草がこんなに生い茂るはずは無い。
↓天守櫓跡
北側より。
空堀からの侵入に備えるこの配置・役割。
その特徴は完全にやぐらやん
でもオカンが言うには、その建物は三階やったちゅうねん。
やぐらやないか~
↓二之丸側土塁の石垣
これも天守櫓跡を回り込んで撮影したか、と思ったら、
空堀はさんで反対側の二之丸側に石垣を見つけたので、すかさず撮ったものらしい。
↓天守跡からの眺望
北側の景色。正面に見える山は三角台(標高191m)と龍王山(標高159m)。
その手前に臼杵川の河口があるが見えない。
右奥の白い建物は市役所か。
↓天守跡からの眺望2
カメラを少しばかり北東へ向けると、臼杵湾
が見えた。
手前に臼杵津久見警察がある。
↓本丸から見る卯寅口門脇櫓
本丸の南端へ移動。
城の搦手(からめて)である卯寅口門の防備を固める櫓、
「卯寅口門脇櫓(うとのぐちもんわきやぐら)」を俯瞰(ふかん)で見れる。
・・・いや、名前長っ
畳櫓(たたみやぐら)とこの櫓のみが、城内の現存施設で、貴重だ。
↓卯寅口門脇櫓と参道
本丸奥には卯寅稲荷神社(写真右手)が鎮座する。
港町側(写真左手)から参拝できるため、その参道となっている。
連続した鳥居、伏見稲荷
右手前に井戸跡が写っている。「井戸丸」とも呼ばれたようだ。
↓卯寅口稲荷神社へ
ではあそこへ降りてみよう。
本丸から南東へ降りる道(先ほど見下ろした参道)へ。
↓卯寅口門脇櫓
鳥居を潜り抜けていくと、小さな丘の上に存在感ありありの卯寅口門脇櫓。
後ろは海が見える。
当時は門を出るとすぐ海だった。
九州、中国、四国へ高速移動が可能。船から物資を荷揚げして城内に運び入れるのも楽チン。
いさという時は卯寅口から船で脱出する算段だったか。
↓卯寅口稲荷神社の鳥居群
左奥に、本丸側の石垣、も見える。
↓卯寅口門脇櫓
四階建てぐらいの高さはあろうか。
下から見ると監視されている感がかなりある。
↓卯寅口門脇櫓_説明
漢字をそのまま読めば「うとらぐち」だろうが、読みづらかったのだろうか。
「うとのぐち」の方が単純に言いやすかったんだと思う。
↓亀首櫓跡の近くから望む臼杵湾
本丸の東端まで行くと絶景スポットが。臼杵湾が美しい。
海からぽっこり出てるのは津久見島。
ご飯のマンガ盛りみたいだ。
↓青春
青いヤツ、きたwwwww
特等席は取られたか~あまり邪魔しちゃいかんな~(笑)
あまり会話がはずんでなかった雰囲気だが・・・ここは絶対、告白しなきゃでしょ。。
↓上之門跡
本丸から二之丸へ戻り、北側の道から下城する。
上之門(うえのもん)跡。上之門はかつては枡形だった。
↓着見櫓跡
着見櫓(つきみやぐら)跡。
ここは三之丸~今橋口から登城してきた人を監視できる場所だ。
隅部は、ハッキリ算木積みだと確認できる。
↓二之丸北西の石垣
北から西へ、今橋口へ向う途中。左手にはしばらく石垣が続く。
なかなかの高さである。
臼杵は磨崖仏が有名だが、石は豊富に採れたか。
↓時鐘櫓跡を見上げる
前編で見た時鐘櫓跡が、反対側から見える地点まで戻ってきた。
* * * * *
見栄えする西玄関、宗麟公レリーフ、鳥居の連続した卯寅口、眺望いい本丸東・・・
なんか好きになれた城跡だったな~。。。
あ、「好き」と言えば
翌日、電車で臼杵駅をスルーしたのだが、ふと見えた駅表示板に思わず我が目を疑った。
「う(すき)」、、、うそでしょー
ふざけすぎーーー
知らなかったんで、さすがにカメラは間に合わんかった・・・
ジエンド。。。