デスゲームは、海外より日本の方がうまいかもしれませんね。
しろあです。
前回はアメリカのデスゲームでしたけど、今回は日本の作品です。
漫画原作、すでに完結していたようですね。
大人気連載中の作品となると、構成が難しくなりますが、
その点ではやりやすかったかもしれませんね。
謎の鍵が世界に99本ある。
この鍵は紀元前の昔から存在する。
その鍵を手にしたものは幸運になる。
この鍵を使うと相手と対価を負ったゲームを行うことができる。
そのゲームを取り仕切るのは悪魔。
悪魔はゲームを提供し、そのゲームを公平にジャッジする。
勝者は鍵とその対価を手に入れる。
という設定にドラマが乗っかってストーリーが展開します。
Panic同様、決して殺し合いのデスゲームじゃないんですよね。
もちろん、命を賭けることも可能ですが。
第1話からとても残念なことに駄作の臭いがぷんぷんしており、
ゲーム自体もたいして面白くなかったので
やばいかも。
と、今回も思ってましたが。我慢して見てみました。
キーキャラクターとして登場するギャンブラーがいるのですが、
彼との戦いから途端のドラマは面白くなります。
○五印一当(第3話)
5つのマークが3枚ずつ、合計15枚のカードがあります。
そこから1枚、ゲームマスターがカードを抜きます。
プレイヤー2人には3枚ずつカードを配られます。
先行、後行に別れ、それぞれのターンで
プレイヤーが抜き取られたカードを予測し宣言する、というゲーム。
自分のターンでは任意のカードを開示して、新しいカードを山から得ることができます。
ただし開示したカードは相手も見ることができるので、場合により不利になります。
オリジナルゲームが来た! しかもなかなか面白いぞ!
主人公も、相手のギャンブラーもなかなかの切れ者で、
それぞれが罠を張ったり、仕掛けたり。見ごたえがありました。
申し遅れましたが、このアクマゲームには、鍵を使ったプレイヤーには特殊能力がひとつ付加されるという特徴があります。
ゲーム中、一度だけ発動できるという制限があるのも面白い。
基本的には相手は自分の能力がわからないので、自分の本当の能力を伝えずに、フェイクで教えてミスリードを誘う、という方法もあります。
素晴らしい点は、主人公の能力は ”物を1分間、固定する” というそれほど派手じゃない能力なところ。
応用はできるけど、微妙でしょ? ちょっとインパクトが弱い。
でも主人公の能力が凄すぎて強いと、こういうデスゲームって面白くないじゃないですか。
やっぱり機転で乗り切って逆転、相手を倒すからスカッとして面白い。
その辺のバランスも考えての設定なのでしょうね。
実際、後のゲームでは ”能力、どうでもいいよね” という場面が多々出てきます。
その後のゲームも面白いものが続々登場しましたよ。
特におすすめはこの2つかな。
○百金争奪(第4話)
大富豪の手を自分で選択して、一回だけ相手と戦うようなオリジナルゲーム。
○金の銃と銀の銃(第6話)
強盗、市民を選択して、制限時間内に銃を撃つかの駆引きが熱いゲーム。
シンプルながらも、よく出来ていて攻略も含めて楽しめました。
ただし、ドラマ部分は面白くない。残念なくらいつまんない。
ま、中学生ならば夢中になって楽しめるでしょう。
ストーリー度外視して、ゲーム部分だけでも十分面白いので、
まずはこの3つのゲームだけでも見てみてください。
……面白いと思ってはじめから見始めるとちょっとガッカリするかもですが(汗)。