技術系の仕事では、三角関数は欠かせません。
しろあです。
工業高校のバカ学校出身のおはなしをしています。
学校に通っているときには気づかないけど、
違う高校に通う友人と話した時にそのカリキュラムの違いを知り驚くことがありました。
そもそも、普通科と専門学科では違って当たり前ですよね。
ということで。
前回は『オギノ式受胎調節法』を1年1学期のしょっぱなに習ったよという話をしましたが、
今回もちょっと特殊だと思います。
1学期、数学ではじめにならうのが三角関数。
サイン・コサイン・タンジェントでお馴染みの三角関数です。
学校で何を教わろうがどうでもよかったんで、何も考えずに授業を受けてましたが、
普通だともっとあとに習うようですね。
どこの工業高校でもはじめに習うかはわかりませんが、
我が母校ではいきなり習いました。
その理由は割とすぐに理解することになります。
特に私は”電子工業科”ということで、電気回路のことを勉強するんですけど、
その電気回路の計算で必須になるのが三角関数なんですよ。
普通科で数学を勉強する方の中では、
三角関数なんて覚えても、人生のうちでなんの役にも立たないのに。
そう思ってる方も多いのではないでしょうか。
確かに覚えてなくても専門的な計算が必要になる人でなければ知らなくても生きていけるでしょう。
私も電気の仕事を離れて今は三角関数をほぼ忘れてますが、知らなくても問題なく生活出来てます。
工業高校の専門科目の授業が進んでいくと、複雑な数式の計算がたくさん出てきます。
確かにその定義や数式を覚えていくのは大変なんですけど、それを計算することで
電気の回路がうまく動作する。
それを時に実験しながら学んでましたので、私としては
三角関数なくして今の便利な生活ってないんだなぁ。
ありがとう、三角関数。
と実感をもって感謝しています。
別に三角関数だけじゃないんだけど、微分積分、統計などなど
数学で習うことって人類が編み出してきた秘技みたいなもので、
どれもが重要で大切です。
三角関数を一番はじめに教わる工業高校、ってこれはなかなかに素晴らしいカリキュラムだったんだなって思うわけです。