元三大師関連寺院(一)【1】東叡山寛永寺(東京都台東区上野桜木)No.3 | 遊行聖の寺社巡り三昧                            Yugyohijiri no Jishameguri Zanmai

早いもので本年も残すところ40日ほどとなりました。

そろそろ年賀状のデザインを考えなければならないのですが、2023年は角大師「愛」のあまり、この写真を全面プリントしたため友人を数人失うこととなりました。

確かにこんな年賀状が正月に届いたら怖いですね。

そこで2024年は、先にご紹介した美しい色合いの馬頭星雲と、弥勒に見立てて、三井寺観音堂(大津市)で頂いた如意輪観音にする予定です。

・・これもちょっと怖いですかねえ?

さて、それでは東叡山寛永寺のグッズ(授与品)をご紹介しましょう。

正式には「角大師御守(天然木撫で守り)」と書かれていましたが、丸みを帯びて掌に納まり易く、浮き出した角大師のお姿を触っていると心地良くなる見事な一品です。

次にキーホルダーの類でしょうか、小さな鈴と五色紐の飾りがついています。

この五色とは、青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)で、古代中国の陰陽五行説に基づき、寺院本堂の幕だけではなく神社でも祭器の一部に使われています。

仏教では五色それぞれを仏陀の身体に見立てていて、教えとして各色に意味を持たせているようです。

次は2種類の色違いストラップです。

木色は柘植、黒色は黒檀で出来ており、角大師が厄除祈願である性質上、身につけるグッズが多く、中でも各寺院とも主流は布のお守りよりもストラップになっています。

私も実際に10個ほどの角ストラップをまとめてスマホにつけていたのですが、鞄から取り出す度にガチャガチャ音がして電車の中ではちょっと恥ずかしい思いをしました。

次は、「寛永寺No.2」でご紹介すべきでしたが、縦8.5㎝、横5.5㎝の小さな護符です。

中に角大師のお姿が透けて見えるのですが、財布などへ入れておく護符の類であろうと思われます。

一般グッズの最後は、2023年1月3日に両大師へ奉拝した際に初めて見つけたものです。

「これは新作ですか?」と僧侶の方に尋ねると、エヘヘと恥ずかしそうに頷かれました。

これは御姿守という名称のようで、三つ葉葵のご紋が配された厨子(厚紙)の中に、天然木の「慈恵大師 良源大僧正」と書かれた角大師が浮き出し彫りされています。

裏面はこうなっています。

これは実に画期的な授与品で、会社の机に飾りたくなる一品なのですが、置いたら誰も口を利いてくれなくなるのではと思い止まりました。

東叡山寛永寺の常設小物グッズは、2023年11月現在、以上の通りとなりますが、述べて来ましたように取り扱いが難しいので周囲の視線にご注意下さい。

次回は高額グッズをご紹介します。