同じ場所の夏冬の姿です。
ムモンアカシジミは北海道と本州に分布していてやや山地性の蝶です。
国外では中国北東部、朝鮮半島、アムール等の極東アジアに生息しています。
ゼフィルスと呼ばれるグループに入ります。
幼虫はごく初期はナラ類などの葉を食べますが、ほとんどの幼虫期にアブラムシやカイガラムシなどを食べて成長する肉食系です。
ムモンというのは♂の翅表が、斑紋のない全面オレンジ(赤)だからです。
蟻に守られて成長するのですが、蟻にどのようなメリットがあるのか、蟻と共生関係を有する他のシジミチョウ類と全く異なっていて、いまだにその理由は不明です。
アリの巣の入口付近で蛹化します。(クサアリモドキ類のアリ)
発生はほとんどの場所で8月に入ってからで、発生初期は目立ちませんが、盛夏の8月中旬以降には目に触れる機会も多くなります。
今日の話は昨日の続き今日の続きはまた明日
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