1981年にリリースされたシャネルズ4枚目のシングル。
恥ずかしながら自分はリストラーズが歌う動画を見て初めてこの曲を知った。シャネルズが改名してラッツ&スターとなったと言う事も当ブログを始めるにあたり調べるまで知らなかった。ダンディな歌うまおじさん鈴木雅之、バラエティ番組でよくそのお姿を目にしていたクワマン、クスリやら「ミニにタコ」やらでやたらと捕まっていた田代まさしが所属しているグループというふわっとした知識のみ持ち合わせていた。
「チューチュートレイン」という言葉はダンスボーカルグループ「ZOO」の楽曲で知った。てっきり彼らがノリとか韻とかそう言うの重視で作った言葉なのかと思っていたら、こんなにも前から使われていたなんて。〝しゅっしゅっぽっぽ” 〝汽車ポッポ” 的な意味らしい。
5月の最終日に公開されたこの動画。
リードボーカル : 澤田さん、加藤さん、野村さん、草野さん
スタジオで練習中のメンバー5人。〝練習” なのに皆ちゃんとスーツ姿なのはさておき、そこに現れたのは… 昔から貫禄があったが歳をとるにつれてますます磨きがかかる代表、草野さん。
「練習やってないけど多分歌えるよね」って言い方が完全に部下に無茶振りする部長で、既視感半端ない。「今月の目標1億だけどいけるよね?」的な(笑)
他のメンバーとひと通りわちゃわちゃと小芝居を打ってから草野さんが発した「真剣勝負」
勢いよく始まるクリアで美しいハーモニーに一気に心が鷲掴みにされてしまった。
銀河鉄道999を彷彿とさせるリードボーカルが入れ替わるスタイル。偶然か必然か、歌う順番も同じ。
ダンディ、アダルト、宴会部長、激渋、ナイスミドル…様々なバリエーションがある澤田さんの歌声だけど、この曲では「さわやかさわだ」モード。「追いかけて」の歌い出しから爽やかな甘さ全開。彼は本当に気持ち良さそうに歌うので見ている方も楽しい。
「まるで胸に穴が空いたように」の部分の振りがカッコ良い。
「Eveyday is the 土砂降り」大西さんの低音って本当に渋くて聞き惚れてしまう。正直「リストラーズ版「ハリケーン」の一番の聴きどころはこの大西さんパートと言っても過言ではないかと。〝土砂降り” の振りが可愛い。
2番のAメロは貴公子加藤さん。「離さない」とのっけから優しくとろけるような声で、数多いる加藤さんファンの心を焼き尽くしていく。気のせいか、1番の澤田さんの時よりもベースの音がよく聞こえる。
3番、女性アイドルじゃない野村さんの歌声は甘くカッコ良い。彼は〝歌が大好き” というのを全身で表しながら歌うので目を奪われてしまう。
夕暮れ時の東工大がノスタルジー感あって素敵。澤田さんの後頭部がわしゃっと跳ねていて、あ〜安定の澤田さん!ってなる(笑)あおりアングルの立ち姿がカッコ良すぎてもう。
「Let me show you the まごころ」大西さんクローズアップ。音を伸ばしながら半音上がりぶわっと広がる感じが気持ち良い。
最後はリーダー草野さん。熱い。代表取締役としての熱さが伝わってくる伸びやかな歌い方は「やっぱりこの方が中心にいてこそのリストラーズ」と言う、紛うことなき説得力がある。
ラストのお辞儀。上村さんのスペース様すぎでかわいそう。
まさか「涙のリクエスト」と同時進行で本楽曲が撮影されていたなんて。涙のリクエストの後半はメンバーにかなり疲れが窺えるシーンもあったが、それも納得。そしてリュックだったりキャリーケースだったりメンバーの荷物がやたら多いのが何気に気になっていたのだが、これも一度に2曲こなすためだったのか。
今回の動画は他と比べてベースが効いていてカッコ良い。上村さんのボイパも目立ちすぎないのにちゃんと映えていて聴き取りやすい。リストラーズの先輩であり、ミキシングを担当している大島さんの技術力がいかんなく発揮されているからだろう。
ハリケーンと言えばファンの間で人気が高い下記の動画。今から15年前に公開。草野さんの運転で本番の会場に向かうメンバー達。車内での楽しそうな様子がエモすぎる。楽器がなくてもいつでもどこでも好きな時に始められる「アカペラ」の醍醐味が詰まった動画。
以前Xで当楽曲の練習動画が公開された時の記事。「当楽曲の公開の予定はありません」と言っていたけど、こうやって公開してくれて嬉しい限り。
こちらの動画でも。今から18年前の動画。メンバー全員姿も声も若い!!
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