ノスタルジア | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

先日の木曜日。サロンシネマで『ノスタルジア』を観た。

 

 

 

『惑星ソラリス』(1972)等で知られる旧ソ連(ロシア)の巨匠アンドレイ・タルコフスキー監督が1983年にイタリアで撮った作品。

 

タルコフスキー作品で観たことあったのは『僕の村は戦場だった』(1962)くらいかな。正直、眠くなったな。最大の代表作『惑星ソラリス』はまだ観てなくて、スティーヴン・ソダーバーグ監督によるリメイク版『ソラリス』(2002)の方を観たけどね。

 

ロシアの初老の作家と助手で通訳の女性がロシアの作曲家に関する取材旅行でイタリアを訪れるという設定が一応ある。

 

とにかく淡々とした演出で独白セリフが延々と続く場面があり、退屈になるのは否めない。特に作家がろうそくの灯を消さないように広場を歩き切るチャレンジするシーンが執拗過ぎ。

 

だが映像は幻想的な美しさがあり何処を切り取ってもフォトジェニック。この辺はさすが映像の詩人と呼ばれるだけはあったが、何処となく不穏感と死の影を感じた。そして主人公の作家が心臓に病を抱えていて余命僅かという設定。

 

タルコフスキー監督は本作から3年後に病没したので、自身の死を予見でもしたのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ameba映画部