『サヨナラ、えなりくん』、4話を観た。 | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

『サヨナラ、えなりくん』、4話を観た。

 

この回から佐藤太監督から二宮崇監督に、脚本も喜安浩平から松本哲也にそれぞれバトンタッチしている。

 

佐藤監督と喜安脚本が作り上げたメイン設定を受けて二宮監督はどう撮るのか。また喜安と同じく小劇団出身の松本は、どういう風にまゆゆ演じる桐山さおりのキャラを動かすのか。これが気になるところだった。

 

結果はというと、これもかなり面白かった。脚本と演出が変わるとやっぱり撮り方も作風も若干異なるもんだなと思ったし、その部分も含めて堪能した。

 

佐藤監督&喜安脚本はさおりがイイヒトに出会ったことをウットリしながら回想し、それを池田成志演じる村ちゃんが絶妙なツッコミを入れるテンポの良い二人芝居、3話のさおりと片栗さん演じる上地春奈(以前はお笑い芸人だった。面白い筈だ)との漫才さながらの二人芝居が印象的であった。

 

今回の二宮監督&松本脚本の場合は、ケレン味が強調されたカンジで、えなりくん登場シーンもCMをはさんでもったいぶらせる演出までやっていた。そして回を重ねる毎に明らかになってきたさおりの「怪物」性がよりエスカレートしていて、そんなさおりという厄介過ぎる「怪物」をまゆゆが気持ち良さそうに嬉々と演じていて、観てるこっちは爽快感すら覚えた。

 

喜安さんのtwitterを覗いてみた。

 

 

喜安さん、一視聴者として『えなりくん』を素直に愉しんでますな。こういうところ、とても好感が持てます。

 

 

 

因みに喜安さんが絶賛したまゆゆの目の演技。コワ過ぎ。黄川田将也演じるイケメン青年実業家の手の甲を指圧する時の鈍い効果音も凄まじかった。往年の『必殺仕置人』の念仏の鉄(by.山崎努)かよってカンジ。

 

 

 

ところでさおりがイケメン青年実業家とデートするシーン。どっかで観たことあるなと思ったら……。

 


 

 

あれは4話撮影中のロケ現場だったのか。クランクインは4月始めだったそうだから、相当急ピッチで撮っていたんだな。まゆゆ、御苦労様です。

 

次回のさおりは、路上で歌うフォークデュオのイケメン2人と三角関係になるようだ。ちょっとヒネッたエピソードになりそうで。どういう風に持って行くのか愉しみだ。