吉松幸四郎監督『永遠の光』と『悲しみのマリー』。 | 知らずに死ねぬ程のものではない

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元映画暴食家最近はロコドルイベント通いがメインで、カメコのはしくれ。引退しても渡辺麻友推し。映画は時々観ている。最近は小説に挑戦している。

昨日夕方、大きな所用を済ませた後、横川の西区民文化ホールにて開催された吉松幸四郎監督の『永遠の光』と『悲しみのマリー』の上映会に行ってきた。

 

最初に上映された『悲しみのマリー』は、かつてじゅりあんぬと「#いろはにりやん」というアイドルユニットをやったことがあったあやりんこと彩寧主演による20分の短編映画で、1年前に既に完成していた。いつ上映されるのかずっと待っていたので、ようやく観ることが出来た。

 

悲しみを食べる天使が失恋して行く青年に恋をするまでをセリフ少な目のモノローグ主体の詩情的な映像で綴った作品。まあ、吉松作品は基本的にそういう作りですがね。彩寧が天使役を演じていた。因みに青年役を演じたのは、胤森淳監督『学園特捜☆伍代聖羅』の田中翔貴。

 

往年のヌーヴェルヴァーグを意識した作風、設定からして、ヴィム・ヴェンダース監督『ベルリン・天使の詩』からインスパイアされたものであることは明白。彩寧のルックス自体がヨーロピアンな佇まいなので、全体的に日本映画離れしたカンジであった。こういうムード、結構好きだ。

 

 

 

これは「QMF八宝祭2016」にて受付係として参加していた時の彩寧。現在は大阪と広島を行き来しているようだ。

 

次に上映された『永遠の光』は60分の長編映画で、幼女と孤独な老人との交流、母を病気で亡くした幼女がJKに成長して、失踪した父を探すという設定になっているようだが、抽象的な映像表現と女優達の魅力的に捉えることを重視したカンジで、安定の吉松ワールド。

 

主役の井口理沙のアンニュイな表情がイイ。この映画には高口奈月、松川奈緒美、永田恋香楼、更に迫山陽菜子もチラッと出ていて、まさに吉松作品歴代ヒロイン大集合の様相。奈月ちゃん、大きくなったな。老人役の日高徹郎とのツーショットは、まさに『閼伽の水』再びだな、と。

 

 

 

上映後の舞台挨拶から。今回は脇役勢揃い。一回目の時は、理沙ちゃん、恋香楼ちゃん、奈月ちゃんの3人が立っていたようで。お目にかかりたかったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

小竹彩花。

 

なんだか濃過ぎるバイプレイヤー達の中に1人、若くて可愛らしい女優。『悲しみのマリー』で、田中翔貴と別れるカノジョ役を演じてました。

 

 

 

「小竹彩花」という名前、どっかできいた事あるなと思ったら、去年「C‐GIRLS2016」のメンバーだった女の子だ。尤も彼女がステージで歌い踊るところを観る機会はなかったけどね。

 

 

 

 

 

 

次の上映は6月4日に再び2回あるようだ。また行こうかな。出来れば、主演女優達の舞台挨拶は夕方にやって欲しいな。都合があるので。