私、しらさぎさちこは小学生、中学生の時に悪い癖がありました。
え！なあに？
朝寝坊です
母がよくこぼしていました、起こしても起こしても起きない！
我が家で他の子は起こさなくても起きてくるのにさちこだけは何度起こしても起きない。
自分でもどうして起きられないのかわからない、どうしてかな？
確かに寒い時はお布団の中が気持ちよくて起きられなかった。
だから
小学校の登校は
朝ごはんも食べないでよく学校まで走っていました。
学校に行く途中にパン屋さんがあります。
坂の途中にあるので一段低くなっている店の窓から私の走っている姿が見えるのです.。
イヤミなおじさんが面白がってニヤニヤ笑い「まだ間に合うぞ、走れー」
一生懸命走ったので
いつもギリギリセーフ
ところが中学生になるとセーフでは済まなくなってきました。
朝寝坊の原因ははっきりしています。
夜更かしです
以前はよくテレビを見ていました。
中学２、３年生の頃になるとテレビは見なくなり食後は部屋へ。
今で言う「オタク」かな。
部屋での楽しみはラジオと推理小説です。
推理小説は読み出したら止まりません。
私の部屋は２階でした。
階下から母が「お風呂ですよ〜」と声が掛かると慌てて、入浴。
でもお風呂に入っている間に何が起こるかわからない・・・
犯人が証拠隠滅をしてしまうかもしれない。
だから
烏の行水で急いで、部屋に戻り・・・
続きを読みます。
推理小説ばかり読んでいられません。
宿題があります、だからラジオを聴きながら勉強（？）です。
「ながら族」と言う言葉がありました。
ラジオは深夜放送が面白い。
え〜っ
ラジオを聴きながら勉強できるの？
う〜ん
勉強になってなかったかな。
夜更かしのおかげでまた朝寝坊、遅刻・・・
そしてついに私に付いたのはなんとも不名誉な称号（？）
「遅刻の常習犯」です。
常習犯とはイヤなあだ名だなあ〜
ところが隣のクラスにとんでもない模範生が現れました。
地方からの転校生。
我が家の近くに「木谷道場」がありました。
木谷道場とは囲碁の棋士養成所です。
全国から囲碁棋士を集め養成するところです。
その模範生はまだ中学生なのに親元を離れて木谷道場に寄宿していました。
遅刻の常習犯は私ばかりではありません。
数人いつも決まったメンバーです。
そして数人揃って注意されます。
「お前達は親に世話をしてもらって、それでも遅刻をする。
石田は木谷道場で掃除をしてから登校するんだぞ、それでも遅刻をしない」
こんな模範生がいるから私たちは迷惑をすると話し合いました
考えてみると、隣のクラスの石田君はいつから転校してきたのか誰も知りません。
どんな生徒なんだろう？
・・・それから数年経って新聞を見るとあの石田君が新聞のトップ記事に！
22歳、史上最年少の本因坊、石田芳夫
わっ、本当に凄い人だったんだあ！
小学校でも中学でも父兄会の日に母が私の遅刻を担任の先生に注意されていました。
母に責任はないのにね。
あっ！
この時期は親の責任になってしまうのかな。
ごめんなさい
今更反省しても遅いですね。
でも今はなぜか、早起きです、
朝5時にはいつも起きます、時には４時前だったりして。
私の友人でも同じような話をよく聞きます。
若い頃は休みの日は昼頃まで寝てたけれど最近は朝早く目覚めると。
朝寝坊は年齢的なものでしょうか？
おまけ
遅刻の常習者の中に「重役出勤」と言われている男子生徒がいました。
でっぷり太っていて遅刻も半端ではなく１時間目も終わり頃に登校することもしばしば。
でも私と違ってそうしょっちゅう遅刻をしていませんでしたが私のように慌てて教室に飛び込むようなことはなく堂々と教室に入ってきました
二郎さんにこの話をすると二郎さんの会社では重役はみなさんとても早く出勤している。
ある日エレベーターの前で新入社員の女の子が年配の男の人と一緒になりました。
彼女元気よく「おじさんおはよう」と言ったらそのおじさん
「おはようございます」と深々お辞儀をしました。
あとでその女の子が気がつきました、そのおじさんは重役だったと。
今日のお料理
ジャガイモとアボガドのサラダ
今年も帯広からたくさんのジャガイモが届きました。
北あかりと男爵です。
今回は男爵を茹でてアボガド、マヨネーズとマスタードで会えました。
我が家のバジルとレタスを添えて。
ご訪問ありがとうございました。
文、料理；しらさぎさちこ
イラスト；しらさぎさやか
写真；しらさぎ二郎