お米 | しらさぎ二郎のブログ

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写真、しらさぎ家のお料理、マンガ。この分野を中心に楽しくてタメになるブログを目指します。

 

 

 

 

 

 

 

「森のくまさん」

「青天の霹靂」

「まっしぐら」

「にこまる」

 

これはなんでしょうか?

 

 

何かなあはてなマークはてなマークはてなマークびっくり

 

 

え〜と…キョロキョロ

「森でくまさん」に出会って「真っ青になって」

「まっしぐら」に逃げて、やっとおうちに帰れて「にっこりまる」

 

 

ブッブー!! 違います。

 

 

!?違うのはてなマーク

 

 

 

それではニコニコ

 

「みずかがみ」

「つや姫」

「秋田こまち」

「ヒトメボレ」

 

これでわかったかな!?

 

 

う〜ん

「日本昔話」かな

 

 

 

 

 

ふふふ  なるほどねビックリマークそれなら

 

「ササニシキ」

「コシヒカリ」

 

ではどうはてなマーク

 

わかった音譜

 

  

 お米だビックリマーク

 

正解爆  笑

そお、お米の銘柄です。

 

それにしても最近はお米の品種改良が盛んですねニコニコ

 

 

ひと昔前の北海道のお米は美味しくないと言われていましたダウン

「鳥またぎ」と揶揄されていましたあせる

 

    え!

 

 

ふつう、鳥は米が落ちているとついばみます、けれど北海道米は鳥はめもくれずに跨いで通るので「鳥またぎ」

 

しかし、最近北海道のお米は品種改良されて美味しくなり、「ゆめぴりか」や「ななつぼし」は五段階の最強評価「特A」を獲得しています音譜

 

数年前、旭川で甥の結婚式がありました。

引き出物に「ゆめぴりか」が添えられていましたウインク

ほんの少しでしたが…

 

美味しいビックリマークおねがい

本当に「特A」でした!!

 

 

それから我が家では「ゆめぴりか」ですニヤリ

 

お米の品種改良は最近のことでしょうかはてなマーク

 

 

 

いいえビックリマーク

約四百年前に九十六種類の米を品種改良したとある書物があります。

「親民鑑月州」

この書物は伊予国(愛媛県)の土居清良の軍記ですが第七巻が農業書で日本最初の農業書です。

そこに当時、九十六種類の米が品種改良されていたと書いてあります。

 

 

米は風土、地味によって順応しないことがあり農民は改良を続け「山地に作る米」「寒地に作る米」「低湿地に作る米」と言ってそれぞれの風土に順応した米を作りそれぞれ名前をつけていきました。

私たちは品種改良といえば、今日の農法だと思いがちですが江戸時代の農民は今日と少しも変わらない頭脳的な計画栽培を農学者の手を借りることなく自らの手で実行していたことになります。

 

 

 

 

「山城国風土記」という奈良時代の本にあるお話です。

 

秦伊呂具(はた・いろぐ)という大地主が米が出来すぎた時、餅にしてそれを的にして矢を射っていました。

 

 

 

 

すると矢があった餅は白い鳥になって飛んでいってしまった。

 

 

 

 

 

 

その鳥が落ちた山が稲荷山、稲のなる山、お稲荷さん。

 

その後、秦氏は没落して貧乏になったという話です。

 

餅という貴重な食べ物を遊びの対象にすると罰が当たると言って米の神聖観を教えるものです。

米には悪魔を払う力があると教えています。

 

 

 

今でも地鎮祭の時には神主が水と塩と米を撒きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう20年以上も前、そう

四半世紀前に私はシンガポールでインドネシア語を学びました。

インリングアと言う語学学校です。

インドネシア語の他に中国語、マレー語、タミール語などがありました。

 

 

インドネシア語のテキストの中にコメがありました。

 

インドネシア語で

稲は[padi]  

米は[baras] 

ご飯は[nasi] 

 

私たち日本人、中国人は理解するのですが。

そこにいたスコットランド人は稲、 米、ご飯の区別がつきません。

考えてみれば全部「ライス」です。

 

ついでに言うと

田んぼ[sawah ]  

畑[ladang]

の区別も理解していませんでした。

 

 

 

ふふふ、みさきは知ってるよ音譜

 

 

 

 

 

 

今日はお米のお話でした!!

 

 

 

音譜音譜音譜音譜音譜音譜

 

 

 

今日のお料理

 

もずくと長芋の酢の物

 暑いのでいつもより酢を効かせて召し上がってください音譜

 

 

 

 

 

音譜ご訪問ありがとうございました音譜

 

 

 

文・料理:しらさぎさちこ

イラスト:しらさぎさやか

 写真:しらさぎ二郎