9月のゲーム発売ラッシュはまだまだ残っていて、メガドライブミニを買いました。
ポチったのは随分前の話ですが、発売日がいろんなソフトと重なってしまいました。
両者は基本的に同一のハードなんですが細部が結構違っていて、特にカートリッジ差し込み口が実機同様別物になっているのが拘りを感じます。
左下のボリュームスライダーも(ダミーですが)ちゃんと動きます。
何度か書きましたがGenesis miniは言語設定を変えたら日本語版のソフトで遊べますからね。
収録ソフトの好みを考えなければ今までのミニハードで最も出来が良いと思います。
Genesis miniにはメガドライブミニに収録されていないソフトが17本ありますからね。
ミニスーパーファミコンが21本収録ですからGenesis miniを17本入りとして買うのは個人的にはアリです。
映像モードは4:3とフルスクリーンの2種類で、それぞれCRT風フィルタを掛ける事ができます。
いわゆるピクセルパーフェクト(ピクセルを正方形で描写するモード)も欲しかったです。
メガドライブの解像度は320×224,256×224の2種類が存在するので、ソフト毎の違いも楽しみたかったなと思いました。
音源の再現性も素晴らしいですね。
メガドライブが採用したFM音源が持つ独特の音質は今聴いても非常に心地よいですし、何より古代祐三氏が手掛けたメニュー画面の新規楽曲が最高の仕上がりです。
ミニスーパーファミコンでは幻のスターフォックス2が収録されていましたが、メガドライブミニでは幻のソフトが2本も。
※Genesis miniにも同様に入っています
それは、「ダライアス」と「テトリス」。
2本とも当時影も形も無かった完全新規製作です。
特にテトリスに関しては土壇場で発売中止になった当時のバージョンではなく今回だけのためにアーケード版をイチから移植しています。
また、pdf形式ですが説明書もちゃんと作られています。
この拘りは本当にすごい。
メガドライブミニの遊び心はこれだけじゃありません。
メガドライブにメガCDとスーパー32Xをドッキングしたメガドライブ最終形態「メガドラタワー」も別売オプションで再現。
おまけにソニック&ナックルズのカートリッジとソニックザヘッジホッグのカートリッジも付属しています。
当然これらは飾りなのでゲーム機として動作しません。
もっと言えばメガドライブミニ、Genesis miniにメガCDやスーパー32Xのソフトは入っていません。
ところが…
これだから昔のセガは大好きでした。
あくまで飾りだから普通バラす必要ないんですよ?
それなのに中に基盤を印刷した紙を入れちゃうという合理的な思考の持ち主なら絶対やらないことをサラッとやってしまうセガが大好きなんです。
更に、付録として当時の開発資料(複製)も入れてしまう太っ腹ぶり。
開発資料が封入された茶封筒が当時のセガ・エンタープライゼスのもので郵便番号が5桁表記になっているのが時代を感じます。
最高です。
ハード、ソフトの両面で遊べるしサプライズも山盛りだし申し分ない完成度です。
ファイティングパッド6Bの触り心地も最高ですし、それを証明するかのようにスト2もきちんと入っています。
当時、スト2のオープニングデモを再現できたのは最後発のメガドライブ版だけだったんですよね。
タイトル名こそスト2ダッシュプラスですが、実質的にスト2ターボとして遊べるモードも入っていて移植の完成度は非常に高かったです。
肝心の私の腕が壊滅的でしたけど(汗)。
予想以上に長くなってしまった。
当時メガドライブで遊んでいた人、スーパーファミコンしか買ってなかった人、いろんな方がおられますがセガが面白かったころのゲームがたくさん入っていますので1台いかがでしょう。
そして、調子に乗ってメガCDやスーパー32Xタイトルを収録したメガドライブ2ミニを出してくれるなら私は喜んでお付き合いしますよ。