思考停止・無能者 | 白河清周の脱線する話

白河清周の脱線する話

思っている事、笑い、怒りを書き綴ります。

とにかく、学校というところは、「○○するべからず」がやたら多いところだ。

 

禁止さえすれば万事解決、そういう思考停止に陥っていまいか。

 

例えば、キャラクター文具は、子どもが取り合いをするからということで、小学校では持ち込み禁止になっている事が多かった。

 

禁止せずに、なぜ取り合いをすればよくないか、子どもでも分かるように説明しようという努力をする気がないのか。保護者も学校も。それを怠った無能者といいたい。

 

たまたま夜中にテレビをつけていたら、テレビ番組のアップロードは違法だという民放連のキャンペーンが流れてきた。

 

「違法だから駄目」、これって、「お巡りさんに捕まるから、泥棒しちゃ駄目」と子どもに教えているようなものだ。無能者め。

 

その昔、ファミコンソフトのコピー機が一部で横行していた。今の非公認互換機のようなかたちで、カセットの差込口が二つついていた。『ファミリーコンピュータマガジン』等の、いわゆる四大ファミコン雑誌はそういうものの広告を扱わなかったが、ややマイナーな雑誌や、ゲームとは全く関係のない雑誌にそういうものの広告が載っていた。

 

(一部では有名な『スーパーマルオ』という、任天堂非公認のエロゲー(?)があった。とてつもないプレミアで取引されているらしいが、見たところ大枚をはたく価値はなさそう。これ、コピー機用の生カセットを使って製造されていたらしい。おそらくはコピー機を作っていたところが出したのだろう)

 

あるとき、ファミマガが誌面で、そういったコピー機を使わないように呼びかけた。みんながそんなものを使えば、ゲームソフトメーカーは収益が出なくなって、君たちが待ち望んでいる新しいゲームソフトはもう出なくなる。そういうことを、子どもでも分かるように切々と説いていた。

 

これぞ、真摯に説明しようとする努力。

 

ゲームのコピーは、今の方がはるかに酷い状況になっているのはご承知のとおり。