おはようございます
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
毎月28日は、
不動明王の縁日で
1月28日は初不動です。
それで、
今回は、
昨日の続きを書くつもりだったのですが
不動明王についてを
日本の
不動明王は
「両目を見開き、
上の歯で
下唇をかみしめているタイプ」と、
「両目が異なった方向を見て、
上下左右に
牙が出ているタイプ」に
分かれますよね
これは、
前者は、
鎮護国家を目的とし、
後者は、
個人的な祈願を
目的とします
不動明王は、
インドで生まれた神様で、
その出自は、
ヒンドゥー教の
破壊を司る神である
シヴァ神という説が有力ですが、
不動明王が
目や歯が不揃いで
頭髪を束ねているのは、
ドラヴィダ族という
インドの原住民が、
西方から侵入して来た
アーリア人に侵入されて、
隷属を強いられた苦難を
象徴しているのです
それで、
この明王は、
仏様のヒエラルキーで、
始めは
最低の地位に
甘んじていましたし、
不動明王は、
インド産なのに、
現地や
中国では、
像が少ないのです。
そして、
大日経(7世紀に西インドで成立した
密教の経典)やその注釈書では、
不動明王は
「不動如来使」とか、
「不動使役」と
呼ばれていて、
いわば
「使い走り」の役割を
与えられている神様だったのです
しかし、
真言密教では、
大日如来の化身とみなされ、
非常に高い地位を
獲得し、
日本では、
平安時代以降に
広く信仰されました
日本に初めて、
不動明王を招いたのは
弘法大師空海です。
唐での修行を終え、
帰国にあたり、
不動明王に関わる
数々の経典を
持ち帰り、
やがて東寺に
日本初の
不動明王像を建てました。
この座像は、
右手に剣、
左手に羂索(けんさく)という名の
縄を持ち、
両眼を見開いた
鎮護国家のための
不動明王でした。
一方で
空海は、
個人的な信仰の対象としても
不動明王を
篤くあがめました。
それで、
その姿は
時代の変遷と共に、
インドの原住民が
隷属を強いられていたときの
奴隷の姿に戻っていったのです。
姿かたちが整っていない
「諸相不備」の
不動明王は
天下を鎮護する威厳を出す
口をゆがめ、
牙を露出させていますが、
それは、
奴隷の乱ぐい歯を
表しているという
説があります
参考記事
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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