こんにちは～
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日もお忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
京都の下京区に、
五條天（ごじょうてん）神社が鎮座しています
この神社は、
桓武天皇が、
平安京に都を移した際に、
弘法大師空海が
創建したと
伝えられています
洛中で、
最古級の神社の一つなのですが、
「天使の宮」とか
「天使社」と、
称されていました。
空海創建の宮が、
なぜ
天使の宮なのか
と
思いますが、
この天使とは、
西洋のエンジェルのことではなく
薬の神様として知られる
小彦名命（すくなびこなのみこと）の
ことです。
小彦名命は、
別名が、
「天子」なのです
（「子」の字が「使」になったのは、
「天子」が天皇を表わす言葉であるため
遠慮して変更されたようです）
五條天神社の
天使様は、
清水寺の観音様と並んで、
民衆から篤く信仰されていましたし
この神社は、
義経と弁慶が
出会った場所としても
知られています
五條天神社のある土地には
「天使突抜（てんしつきぬけ）」という
変わった名前の地名があります。
由来となったのは、
豊臣秀吉が、
１５９０年に全国を平定し、
京都の町の改造に
乗り出したことです。
秀吉は、
右京と左京を結ぶために、
神社の境内を分断する通りを
造ったのです。
（これが東中筋通です）
建物などを突き抜けるように
造られた路地は、
「突抜」と呼ばれるので、
この辺りは、
「天使突抜」と称されるように
なったのですが、
そこには、
「天使様を突き抜けてまで、
通るのか」という
秀吉の強引な都市改造に対する
人々の恨みや皮肉が込められているとも
伝えられています
参考記事
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました
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