「ストラクチャーって副産物だったんですよ」
の話
80年代半ばから後半頃チューンナップマシンといえばスキーサンディングマシンしかなかった時代…ロール状のサンディングペーパーを高速で回転させてソールを削ってフラット出しをしていました(現在でも)
どうしても回転中に波打ってしまうペーパー
もっと安定してより精度を高めたフラット加工が出来ないかと開発されたのが『ストーングライドマシン』ストーンマシン
サンディングに比べ数段高い精度で、当時そのマシンで仕上げたW-CUP選手が表彰台独占なんてことに。
何故?何?何で?
調査の結果
ストーングライドされた細かい傷(後のストラクチャー)が速さの原因だと!
もう一つ、サンディングの場合研磨後の毛羽立ちが多く、毛羽取りの処理作業に時間がかかってしまうんです。ストーングライドになったことで毛羽立ちも数倍抑えられ仕上がりの精度も増しました。
ストーングライドによって出来た傷痕を雪質・コースコンディションに合わせられれば更にスキーは速くなると研究されて現在のストラクチャー理論に至ってます。
※ざっくり説明してますので詳細は省きます!
より高精度でフラットに削りたい
ペーパーよりもストーン
無数の傷痕の影響で表彰台ゲット
ストラクチャー理論のスタート
結論『ストラクチャー』って平らに削りたかったことの副産物って言われるんですよねぇ!
27~28の頃ですかね、かれこれ35年前、当時ITALYナショナルteamチーフサービスマンから教わりました!
昨日のブログにも書きましたがサンディングペーパーであっても傷痕が入るので、それはストラクチャーの効果があるんです。均一では無いのがマイナスポイントなんです。
0.1秒でも速く滑るスキーを仕上げるためにはストーンによるストラクチャー加工
タイムに関係無い方、エンジョイの方はサンディングによる仕上げであって問題ありません!
是が非でもストーン仕上げなんて考えなくても全然OK!
サンディング仕上げの方が安いし!