災害列島と呼んでもさしつかえない位、日本は災害が多い。悲しんでばかりいられません。我々には明日があります。備えあれば憂い少なしと言えるように対策準備しましょう。私も震災を体験しております。下記チェック・ポイントはいかがでしょうか。

①飲料水の確保。20Lポリタンクをよく洗い水道水を保存しておく。1人1日3Lを目安に。3か月は水は痛まないでしょう。

②水洗トイレ用水確保。風呂の残り湯を活用し、断水時にはこれをバケツで運び流します。

③食料の確保。レトルト食品、缶詰、瓶詰、袋ラーメン、インスタント食品、お茶、コーヒーなど

④紙皿、紙コップ、割はし、クレラップ、ペーパータオル、ウエットタオル、箱ティッシュー

⑤イワタニカセットコンロ、カセットボンベ、鍋、ヤカン、フライパン、手回しコーヒー・ミル、菜箸、スプーン、おたま

⑥常備薬、個人薬

⑦服、下着、ハンカチ、靴下、運動靴、手袋

⑧タオル類

⑨毛布、寝具

⓾携帯電話、乾電池式充電器

⑪CDラジオ、愛聴CD,乾電池式ランタン

⑫愛読書籍

⑬資金、通帳、ハンコ、バンクカード、重要書類、バッグ

⑭ノートPC,モバイルWIFI

⑮あれば無停電電源装置

⑯車燃料電気満タン

⑰避難先の確認、家族の打合せコミュニケーション

⑱避難は落ち着いて、慌てない、心の冷静さが大切

1週間位風呂に入らなくてもがまんできますが、2食抜くと低血糖で倒れそうです。自助と博愛の心で助け合いましょう!

その3.耐震性

日本の様に地震の多い地域では耐震性も必要な性能です。区画措置をした効果が地震で施工部分がはずれてしまったり、崩壊したり隙間ができてしまったりしたら、折角の延焼防止性能が発揮されません。過去震度5程度で耐火材が壁から落下してくずれてしまったり、破損して隙間が大きくできてしまい補修工事が必用となった工法もあります。弊社では製品開発目標に耐震性、耐衝撃性、保形性をかかげ、かかる性能を保有する製品をご用意しております。施工後簡単には壊れないように、丈夫に設計してあります。耐火パテには繊維を入れて強化してございます。ボードも耐衝撃性を保有しております。しっかりと隙間なく一定奥行き(50mm以上)耐火材料を充填することが基本であり、時間短縮施工という美辞麗句で薄い材料や隙間の多い成形品で嵌めるだけで簡単に安全がえられるような工法は弊社にはありませんし、外国の先進国は90分耐火ですが、日本にあるような簡単な工法はありません。

パテ充填工法が施工が大変だとか、施工にばらつきがあって管理できないというデマがあります。耐火パテ充填工法は本当にだめなのでしょうか。良い機会なので検証しましょう。

  開口が円の場合、正円でなく歪んだり変形している場合だってあります。成形品をはめるだけでは隙間だらけです。隙間を無くし防煙吸熱効果を得るには一定奥行き以上の耐火パテを充填する必要があります。成形品や薄い材料では、たとい膨張剤が火で膨張するから、施工時に隙間があってもいいという意見がありますが、これは危険です。理由は

①膨張開始温度は210℃~400℃であり、施工部分がその温度に到達し膨張して塞ぐまでに大量の危険な煙を貫通漏洩してしまう。また火災時には爆発や内圧も急上昇し薄い材料や少ない材料では貫通部の強度が耐えきれない。

②熱膨張したからといえど密度が向上するわけでもなく、吸熱材がすくないままであり、依然として隙間が多く、防煙効果は期待できない。

③元々薄い少量の耐火材では吸熱耐火材が不足しており325SQのような高容量ケーブルの熱伝導を阻止できない。

  さて、保形性の良い耐火パテをしっかり隙間なく充填する施工は時間はかかりますが経年変化に強く長期耐久するものです。

これは化学的に安定安全な無機系材料配合によるものですが、有機系のゴムやウレタンなどは化学変化しやすく耐久性は劣ります。

今回のブログは今迄長い年月安全に貢献し延焼防止してきた耐火パテ工法について、施工が大変だとか管理ができないとかいうデマをきき、それに反論するものです。また、今迄法令を遵守し正しく誠実に努力してきた我々の長年の努力に背くものです。

耐火パテ充填工は安全確実な隙間なき吸熱効果・耐久性・耐震性抜群の工法です。地震や火災・デマには負けません。これからも安全と環境保全に貢献してまいります。

その2.吸熱性能

貫通する配線・配管等の熱伝導阻止のためにある一定分量以上の吸熱耐火材の厚味・奥行き確保が必要なのです。貫通物は銅線や銅管の様に熱伝導性が高く区画を貫通して延焼してしまう場合が多い。耐火炉でCVT325SQを1条壁貫通させ薄物耐火材で措置してみてください。薄物ですから吸熱材が不足ですので1時間耐火ですが、、、火災は1,000℃近くになり銅は焼ゴテの原理で隣接区画の可燃物を着火させてしまう。紙・木材は着火温度210℃、ポリエステル等石油製品は350℃で着火してしまう。火災熱源約1,000℃から壁厚42mm~100mmの距離では容易に熱伝導し延焼してしまう。この対策として十分な吸熱耐火材を

保有する耐火パテを一定の厚味・奥行き以上充填し熱伝導を阻止し延焼防止を可能としております。

吸熱耐火材   70重量%以上

不燃材     20%

熱膨張材    少量

繊維      少量

は耐火パテの配合例です。

これら耐火パテを開口部に隙間なく一定奥行き、例として50mm以上充填すると

銅導体面積325SQのような高容量ケーブルでも初めて延焼防止可能となります。

吸熱耐火材の物理量が少ない薄い材料や少量の充填では吸熱・温度低減・延焼防止ができません。