我が子への期待と戦った冬休み | きたばたしおり 親勉チビーズ ママが『楽に』子どもが『賢くなる』子育て術

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親勉チビーズ協会 インストラクター
元小学校教諭 きたばたしおりのブログです。
子どもの成長に合ったアプローチを知ることで我が子へのイライラが減り、親子の絆を深め子どもの才能を伸ばしていける子育て講座。
オンラインで開講しています。

毎日我が子と笑って過ごす

お母さんのための子育てアドバイザー

親勉チビーズ インストラクター

しおりーぬです!

 

さあ、皆様。

冬休みが明けて一週間経ちましたが

お子さんとどのように過ごしましたか?

 

我が家はですね

冬休み初日、息子に衝撃

縄跳びの技を披露されたんです。

 

「ねえ、お母さん!僕縄跳び跳べるようになったよ!!!」

 

「えー♡すごいじゃん♪見せて見せて!」

 

「いいよー♪」

 

そして披露してもらった縄跳びの姿は

 

両手を大きく開いて

いつ転ぶか分からない

ドシン!ドテン!!ドーーーーン!!!

と、近所中に響くジャンプ…

 

待てど暮らせどなかなか跳べず

ようやく連続で跳べたのはたった2回。

 

ええーーーーーーー!!!!!!

なにこれーーーーー!!!!!!

これ跳べてるっていうのか?

これで満足してていいのか?

跳べるって、20回も30回も

軽々と連続して跳べることを

言うんじゃないのかい??????

 

私の中でめちゃくちゃ衝撃だった

『縄跳び跳べる』発言。

 

それでも口から出てきた言葉は

「こんなに跳べるのすごいね!!!」

(否定しなくてよかった!!!)

 

数日、私は自分が感じた

「このままじゃヤバくない?」

という気持ちと

跳べる姿ってこのレベルだよね・・・?

っていう基準と葛藤して3日ほど。

 

我に返りました。

 

この私が受けた衝撃というのは何か。

これって『親の勝手な期待』

だったんですよね・・・。

 

去年までは縄跳びなんて跳べるわけがない

と決めつけて触ろうともしなかった。

だけど、この冬になって

食卓で出てくる話題は

いつも「縄跳びを練習しているんだ♪」

という話だった・・・!!!

 

そんなことも忘れて

自分の型に息子をはめ

危うくスパルタの縄跳び特訓を

してしまうところでした・・・((+_+))

 

そこで私が息子に確認したことがあります。

「縄跳びはもっと跳びたいのか

それともこのまま楽しみたいか」

です。

 

息子は「12回跳びたいんだよね♪」と返答。

 

よし、分かった!!!

と、12回を冬休み中の最終目標にして

練習をスタートしました♪

私は、彼のできるようになりたいという気持ちに

ベクトルを合わせたんです。

 

息子の最大の課題は跳び方でした。

ただ、「跳び方を知らなかっただけ

そこをしっかり教えました。

 

だけど強く言っては続かなくなることは

わかっていたので

良くなったところを褒めちぎったことと

コツコツできるって素敵だね!

をとにかく言い続けました。

 

そして、日々の練習は

スモールステップです。

 

ちょっとでも脇が締められたら合格!

かかとをつけないで跳ぼうと

意識したら合格!

1回でも多く跳べたら超最高級の褒め!!!

 

これの繰り返しで、冬休みが終わるころには

20回30回余裕で跳べるようになりました。

 

今では、後ろ跳びやあや跳びなど

いろいろな技に挑戦するように!

 

上手くいかなくて泣いてしまうこともあるんです。

だけどね、こんなに練習して「悔しい」と涙を流したのは

彼の人生の中で初めてのこと。

 

私はこの「悔しい」「もっとできるようになりたい」

と思えるまで練習に打ち込めるようになった

息子の姿に成長を感じたし

最高の息子だ!!!

とみんなに自慢したくなるような

そんな美しい涙でした!!!

 

だからね、泣いている間は好きなだけ泣かせた後

「悔しいって感じる気持ちかっこいいよ!」

「コツコツ貯金はやったらやっただけ貯まっていくよ!どうする?」

と話し、練習を続けるかやめるか本人に決めてもらいました

 

もちろん、一度泣いたら失敗するたびにひっくり返るけど

それでもあきらめなかった息子。

 

そして回数を多く跳んだり

新しい技ができるようになったりするたびに

また同じように練習するんです。

 

彼は、この冬

コツコツ頑張る方法を学びました

 

だから、この先の勉強でも部活でも

目標に向かってコツコツができる土台ができたんですね♪

 

やったことは

私の勝手な期待を捨ててベクトルを合わせただけ

 

これだけで、息子の頑張ろうとする背中を

押すことができました

 

この経験は、また新たな目標や壁にであったとき

 

「あの時あんな風に頑張れたよねー!」

 

って武勇伝にして息子に伝えていきますよ♡