センターリサーチの正しい使い方 | 3か月でE判定をA判定に変える能力アップ学習法

3か月でE判定をA判定に変える能力アップ学習法

某有名予備校で10年間延べ2000人以上の生徒の学習指導をしてきた、学習戦略アドバイザーによる「勉強を教えるのではなく、勉強方法を教える」ブログです。

センター試験が終わり、いよいよ受験本番ですね。
今週末はセンターリサーチ(センター試験合否判定)の結果を使って、国立の出願先を決定するところですね。
本日はセンターリサーチの正しい使い方についてお話をします。

こんにちは。
本ブログをご訪問いただきありがとうございます。
勉強嫌いを学びの天才にする。
3か月で脳力アップ!成績アップ!を実現する
学習戦略アドバイザーの本間汐織です。

センターリサーチで国立の出願時の判断基準の第1ポイントは、
各国立大学が第一段階選抜(いわゆる足きり)を実施するかどうか、実施した場合、自分の点数が達しているかどうかです。
各予備校で算出している点数が異なりますので、判断に難しいところでもありますし、実際には大きく外れる場合もあります。
まず今の点数で出願すべきかどうか決める必要があります。
第2ポイントは、各大学で開示されている過去の合格者平均点、あるいは合格者最低点から、自分の2次試験での目標得点率を出してみることです。
この目標得点率に対し、2次試験の科目、問題で自分がこの点数が取れる、というのであれば、受かる可能性がありますが、取れないとなると受かる可能性が低くなります。

合格判定はどう使うか。
わたしは私立大学のセンター利用入試の合格可能性については参考にしていますが、国立大学の場合にはほとんど参考にしておりませんでした。
国立大学に合格している人の、二次試験の平均得点率というのは、おおよそ5-6割くらいです。もちろん、医学部や大学によって大きく異なります。
とはいえ、得意科目では満点が取れるレベルの子もいるのです。
そういう子であれば、得意科目の比重が高く、満点が取れれば、センター試験の得点が低くても合格できるのです。
先日、お話ししたTちゃんもそのタイプでした。
センター試験の点数は6割でしたが、志望校には第一段階選抜がありませんでした。
しかも、二次試験の科目は英数国でしたが、英語に関しては満点が取れるレベルでした。
数学と国語はそこそこといった感じです。しかし、200点満点の英語で、合格者平均を80-100点くらいうわまわることができれば、合格はできてしまいます。
逆に、センターリサーチで合格可能性50%と言われても、実際には合格可能性がほとんどないケースもあります。

たとえば、とある生徒は志望校のセンターと2次試験の得点の配分が900:200で、2次試験は生徒の苦手な数学1教科でした。合否判定では50%と出ていましたが、ここ3年の合格最低点をみると、2次試験で満点をとっても、合格最低点に届かない可能性が高かったのです。

この事実を本人とお話をして、どうするかを話します。
もしかしたら、今年の合格者最低点は過去3年よりも大幅に下がるかもしれない、今まで過去問で半分くらいしか解けなかった数学の問題で満点をとれるかもしれない。
その可能性にかけて出願をする、という選択肢をとることもできます。
ただし、それも知らずに合格可能性50%だから、2人に1人はうかる可能性がある、と思い込むのは間違いです。
合格可能性50%の得点には幅があります。当然その幅の中の上位のほうが合格率が高く、下位のほうが合格率が低いはずなのです。
また2次試験があまり得意ではなく、2次試験の点数の比重がある程度ある場合、合格可能性が70%であったとしてもその生徒の合格率は低くなります。
これは、その年のセンター試験の難易度やその生徒の特性、志望校の問題の特性がすべて複雑に絡み合ってわかることです。
ですので、よく逆転合格といわれるようなことがありますが、実は2次試験の科目や特典が本人にとって有利だったということは多くあるのです。

そして、わたしは合格可能性が低いから受験をやめなさいという指導はいたしません。
出願をしなければ本当の結果はわからないのです。
本当の合格可能性をみて、どう判断するか。
それは、本人であり、ご家族の方針により選択すべきことです。
合格判定という言葉に惑わされず、悔いのない受験をしてほしいなと思います。

今年の受験生たちも頑張れますように♥
受験生は最後まで伸びる!!!

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最後までお読みいただきありがとうございました♥
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本間汐織
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