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古希からの肉体改造に燃える終活四年生の紫苑です。
日々、記録を更新中。73歳にしてBTSのARMYです。



💛自己紹介

 

 

三月は鬼門?

 

 

来週で二月もおしまい。

クリスマスだ、お正月だと大騒ぎをしてバレンタインディなるものを経て、わたしが73歳になったりして、気づいたらもう弥生三月になろうとしている。

誰かこのスピードを止めてくれないかしら?

どうしたってこのスピードの目的地は、あそこしかない。

もうあと二年は頑張って健康でいるしかないわたしなのだから。

 

人生は思いがけないことのてんこ盛りだ。

最近つくづく思う。

これでもか、と勝手に押し寄せて来ては勝手に引いて行く波だけれど、少しも油断させてくれない。わたしはそんな星の下に生まれて来た。それを運命と言うのだろう。

両親亡きあとも、こんなに頑張って来たけれど、まさかいまだに報われていないとは想像もしていないだろう。

だって婿殿を信頼して委ねたのだから。

それなのに勝手にさっさと逝ってしまったなんて、あちらで謝罪でもしているのだろうか?

 

がんセンターの人気の消えた待合室で、わたしは大泣きをした。

彼が大嘘つきだったからだ。

「なんでわたしより先に逝くのよ。わたしが逝きたいわよ」

余命を宣告された彼はわたしの背中をさすった。

ごめんよ、ごめんよと詫びながら。

三月の底冷えのする夜のことだった。

 

三月はわたしにとって鬼門なのだろうか?

半世紀前は人身事故を起こして奈落の谷底に落ちた。

今でも昨日の事のように鮮明に記憶している。

人を撥ねた感触は生涯忘れられない。そこをどん底だと思って生きて来たけれど、思い切って底を蹴って浮上したけれど、やがて次の底が待っていた。

 

だから三月はいつもぞわぞわと落ち着かない。

そっとして置いて欲しいのに。

 

 
 
 

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