今回は少し面倒くさいことを言わせてください。
「ストール」
どんな風に読みますか?
今はどこにもアクセントを置かない平板な言い方「ストール」が主流ですね。
でも本当は「ト」にアクセントがある「ストール」ですよね?
もちろん地方地方で独特のイントネーションやアクセントがあり、絶対これが正しいというわけではありませんが、アクセントを大切にしているはずのアナウンサーですらもファッションコーナーでアクセントなしで平板に言っていることがとても気になっています。
私は常々思っているのですが、最近の言葉のアクセントの「平板化」はどうなのだろうと。(久能整くん風)
と思っていたら、このCMが言ってくれました。
サントリー緑茶 伊右衛門 特茶 『特茶研究所 エビデンス 編』
多くの人が知ったかぶって(言い方!)「エビデンス」と平板なアクセントで言っていますが、
「エビデンス」と、『エ』の部分にアクセントが来るのが正しいのに。
ドラマ、モデル、マネージャー、リハーサル
データ、ファイル、アドレス、ユーザー
ゲーム、バイク、サーファー、トレーナー
皆さんはどう読んでいますか?
ドラマ、モデル、マネージャー、リハーサル
データ、ファイル、アドレス、ユーザー
ゲーム、バイク、サーファー、トレーナー
私がアクセントを気にするようになったきっかけは、黒柳徹子さんのお話しでした。
「『セサミ・ストリート』という子供向け番組があるでしょ?
アメリカに行った時に『セサミ・ストリート』(アクセントなしの平板)って言っても通じないんですよ。
『セサミ・ストリート』でもダメ。『セサミ・ストリート』でもダメ。
『セサミ・ストリート』(正しいアクセント)でようやく通じたの。」
以前アメリカ人の友人に質問したことがありました。
「日本人は、外国の方が多少言葉を間違えてても、アクセントが違っていても理解しようと頑張るんだけど、アメリカの人はなぜだめなの?」
「アメリカは多民族国家で色々な国の言葉が混ざっている。全部を理解しようとするのは無理。そして根気がない」
なるほど。
以来、アクセントは正しく覚えた方がいいんだなと考えるようになりました。
いや、今まで特に出番はありませんが(~_~;)
アクセントもですが、やたらカタカナ語が増えてきていて昭和人にとっては
(ナンノコッチャ?)
(日本語で言うてくれぃ!)
状態です。
ユーザーとのコミットメントをコンセンサスさせるためにはエビデンスを集めるスペックが必要でそのためのアジェンダがインポータントだ。
わ~っ!
ルー大柴になっちゃった~(笑)
イノベーションを起こす → イイ感じにやる
PDCAを回す → イイ感じにやる
ゼロベースで考える → イイ感じにやる
ソリューションを提供する → イイ感じにやる
フルコミットする → イイ感じにやる
結局こういうことですかいねぇ?
アクセントやカタカナ語だけでなく、
「違くて」や「違かった」も非常に違和感を感じます。
「違う。そうではなくて」「違った」が正しいはずなのですが…
と、こういうことにケチをつけたがるのはもう古人(いにしえびと)の証拠なのでしょう(T_T)