独立書展に出展。 | 書道家さおりの些細な日常ブログ

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さおり書道会代表 書道家さおりの些細な日常ブログです。
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•独立書展に出展。


こんにちは。
あなたのクセ字、直します!!
書道師範の書道家さおりです。


今年のこの時期といえば、恒例の独立書展でした^^






私は平安時代の仮名文字で書かれている「関戸本古今集」という昔の本を模写しました。




(表装 大谷清心堂様 料紙 德麟堂様)


この「関戸本」は、私が最初に仮名文字を習ったときに模写した本なので、とても思い入れがあります。




仮名の大家として名を馳せる、堀桂琴(ほりけいきん)師匠は、「関戸本をしっかり学ぶことが最も大切だ」とおっしゃっていたそう。


全部の意味はわかないけれど、今になってその意味が少しずつわかってきた気がします。


平仮名のもととなる漢字を最大限に生かされた平仮名の集大成。のような本。


難しい。


昔の方々の集中力ってすごいなぁ…


集中力もたな…い…


と思いながら、毎回書いています。


もう数えきれないくらい練習したり、まだまだですが、そのなかでも今回が最も良かったと思っています。


10年以上前に、私にはじめて、関戸を教えてくださった、審査員の田中禮子先生からも「審査員と上手になったと喜びました」と嬉しいお言葉をいただきました。




あんなにお厳しい先生からのお言葉。
本当に嬉しい!!


堀師匠からも電話があり「紙がよかったからね。德麟堂さんに感謝ね!」とのお一言(^^;


はい(涙)


ですが、一緒にご覧になられた先生が「この子、1番いい関戸だった。しっかり書けてる!堀先生、この子鍛えて!」とおっしゃてくださったと。


嬉しい。。。


ありがとうございます!


こんな日もあると、がんばろう!と思えるものですね。


日常のなかにも陰と陽ですね。


いつも応援してくださる皆さま、ご覧いただきました皆さま、御指導いただきました先生方、誠にありがとうございました。



書道家さおり