職場からまっすぐ
家には帰らなかった。
帰れなかった
の方が正しいかな。
お腹を空かした
子供たちが
私の帰りを待ってる事は
知ってたけど。
家に帰ったら
晩御飯の用意を
しなくちゃいけない。
食材なんて
何もない。
何か買って帰らなきゃ
すぐ食べれるモノを
何か買おう。
毎日、買い物して
帰るのが 日課だった。
調理は面倒だと
思っていた。
夕食を作る時間を
別の何かに
使いたかった。
ご飯の用意を
苦痛に感じる私は
母親失格だと思っていた。
何か劇的な
出来事があった訳ではないけれど
最近、まっすぐ
家に帰る日が続いている。
買い物は
週末のまとめ買いで
何とかなっている。
毎日買い物しなくても
家には
たくさん食材が
あるって気づいた。
食べるモノがない
っていう不安から
買いすぎてたって
気がついた。
何種類も
おかずを作らなくても
同じ料理が
続いても
晩御飯は
出来るんだって
気がついた。
お腹すいたって言われるのが怖くて
料理が残ったら、美味しくなかったのかな？って不安で
空っぽの冷蔵庫を見るとなぜか不安で
何かを買う事で
不安から逃れようとしてたな。
おかずが一品でも
味付けが微妙でも
そこは大した問題じゃないんだな。
「ご飯出来たよ」
と言うと、
何も言わなくても
リビングを片付けてくれて
「何か運ぶモノない？」
って、手伝ってくれて
「いただきます」
って
「ごちそうさま」
って
言ってくれるのにね。
不安は、心を曇らせるね。
不安をやめると
本当に欲しいものが
見えてくるね。
お読み頂き感謝♡
個性派男子育児の専門家
幸せなおかあさん塾 塾生
子育てセラピスト
塩入 和代