魂が揺さぶられるような衝撃は いつも 突然やってくる | 本当の望みに気づいて未来をよろこびで満たす♡たった2つの質問で現実が変わるストレスクリア・セッショニスト♡塩入和代

本当の望みに気づいて未来をよろこびで満たす♡たった2つの質問で現実が変わるストレスクリア・セッショニスト♡塩入和代

念願の和食店開業1年半で最愛の主人が突然死。シングルマザーになり人生の大きな目標を失った。可愛いはずの年子三兄弟。なのに子育ても家事も仕事も苦しかった。わが子2人が同時に不登校になったことで、すべてはしあわせに続く道だったと気づく。

 

 

 
9月末の出来事。
 
 
夜・・・激しい痛みで目が覚める。
汗が とめどもなく流れ、
声も出せないほどの痛み。

内臓が、ぞうきんのように
絞られてるような感覚。
 
 
 
痛みをこらえながらも

明日の仕事に行けるだろうか?
救急車を呼ぶ?
ダメダメ

そんなことしたら子供たちが起きてしまう。

 
 

それに、明日の朝ご飯作らなきゃ…
その後 病院に…
あれ?病院って何時からやってる?
 
 
考えながらも
痛みで意識が飛びそうになる。
 
 
 
病院へ行くと
「即、手術ですね」と。

 

ですよね…こんなに痛いんだもん。
 
  


最低一週間は入院必須。

子供は?どうする?

卵巣腫瘍。

手術を避ける選択肢はない。
 
 
 
覚悟を決めた。
 
 
 
手術の前には、採血・心電図・レントゲンなど
様々な検査が必要で…。
 
 
その間も、痛みに耐えきれず
うずくまっていると
 
「痛いですよね。検査、急ぎますからね」
と声をかけてくれたり
 
 
何を聞かれても、
ただ「うーうー」と、うなる事しか出来ず
歯を食いしばってる時に

だまって背中をさすってくれたり…。
 
 
 
病院内での対応は、すべて迅速で
それでいて、優しさにあふれていた。
 

 

 

 

その時、気づいた。

病院では「痛い」と言っていいのだと。

 
わかった時の

安心感と言ったら

なかった。
 
 
 
MRIの検査時間は、とても長い。

その間、じっとしておかないといけない。

 

スグにでも手術して欲しいと懇願するほど
痛みは最高潮に達していた。

 
 

この検査を終わらせないと、手術は出来ない。

看護師さんに、聞いた。

  


「すいません。
 泣いても良いですか?
 叫んでも良いですか?」
 
 
もちろん! 良いですよー。
騒いでも何の問題もありませんよ。
我慢しなくていいですよー。
 
 
 
そっか・・・
泣いても、叫んでもいいんだ

 
なにかが吹っ切れた気がした。
 
 
 
宣言通り、
検査中は、泣き叫び続けた。

「痛いよー」
「もうやだよー」

って、何度も、なんども。
 
 
人前で、大きな声で
泣き叫んだのは
初めてかもしれない。

 

 

 

そして、また、気がついた。
  

 


 
痛いって言っちゃダメ
みんなに心配かけるから

痛いって騒いじゃダメ
もう大人なんだから
 
痛いからって、そんな顔しちゃダメ
こらえるしかない
自分しか その痛みはわからないんだから
 
 
そう思っていたんだ、私。
 
 
自分の感情を…
体からのメッセージを…
自分で押さえつけていたんだ。
 
 
 
そして、一番びっくりしたのが

「痛いって言っても無駄。
誰も助けてくれるはずがない」

と、思っていたのだという事…Σ(゚Д゚)!!。
 
 
本当は、ずっと
「痛いよ」「助けて」って
言いたかったんだな…私。
 
 
 
ここにいる人たちは、みんな
痛がる私を…
何も出来ない私を…
そのまま受け入れてくれている
 
 
そして
私を助け
守ろうとしてくれている
 
 
 
そう思った時

不思議な事に、涙がとまった。
 
 
 
安心していい。

信じていい。

守られていい。
 
 
自分の体を大切にしていい。

体からの声を感じていい。

その声を、伝えてもいい。
 
 
 
私は、守られている

 

 

 

不思議な感覚だった。
 
 
 
 
今まで当たり前だと思っていた
健康であること…は
この日を境に 当たり前ではなくなった。
 
 
だからこそ
今まで気がつかなかった事に 気がついた。
 
 
それは

人生の根幹を揺るがすほどの

気づき。
 
 
 
今日まで、たくさんの人に

支えられて、守られて

日常を、日常として過ごせるようになった。
 
 
 
当たり前が、当たり前でなくなって初めて

私の心に刻まれたこと。

 
 
 
病院の中だけではなく

今までも

私は、ずっと守られていたのだという事。

 
 
私と出会ってくださったすべての方が

私をつくり、支え、守ってくださってるという事。
 
 
 
私である…それだけでいい。
 
 
 
そして、私も

だれかを守っているという事。
 
 
 
 
私だけじゃない。

 
あなたも、同じ。

 

 
 
あなたである…それだけでいい。

  

 


あなたでいることに

安心していい。