和の文化は 引き算の美学 | 実践☆日本文化道 着物 所作 接遇ブログ@和文化おもてなし研究所®

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ご訪問ありがとうございます。



今日も、太陽がギラギラと暑い日が続いております。

みなさん いかがお過ごしですか(^∇^)


和文化おもてなしコーディネーター

しおひめです。



今日は 日本の「引き算の美学」について

触れてみようと思います。



モノがあふれている現代。


欲しいものは、買い求めて手に入れることが

ほとんどではないでしょうか?



その為、家には

衣類をはじめ、不要なものが溜まっていきます。



本当に 生活に必要なものは

ごく限られたものではないでしょうか。



本当に必要なものは わずかなもの



家族で、モノを買う時には

我が家は、家族会議があります。


「本当に必要なもの? そして長く使えるもの?」を

話し合います。



なぜ、こんな話し合いがあるのかというと


我が家は… 簡素な空間

心地良いと感じるからです(^∇^)



五年前に、庄内に引っ越した時のこと


約半年ほどかかって

家のモノ 不要なものを片付けました。

(家庭のごみ袋にして 50袋分でした)



住み心地を良くするのも 自分次第


当時は、家の片づけをしないと

引っ越してきた 私のモノが…

入らなかったんですσ(^_^;)



家の中は、スッキリ&きれいになり

和室と寝室のレイアウトを変えての

新しい生活が始まりました。



キャンバスに絵を描くように

家も スッキリ快適にレイアウト(^∇^)

気分は…芸術家です。



東京にいる家族が帰省して

家の中に入ると…

「家じゃないくらいスッキリ!快適だね!」と家族の声。



それから、我が家は

簡素な空間を好む生活になりました。




快適なのは 「簡素な佇まい」



和室には 畳に箪笥 テーブル・仏壇があるくらいです。

リビングも テーブル・台所(冷蔵庫・食器棚)です。



基本的に、モノを増やさず 置かないです(^o^;)



なぜかというと、簡素な空間ほど

畳一枚 テーブル一つ 


そのモノの良さが 引き出されるからです。




花一輪に「日本の美」



一輪の花も そうです。



花器に、花一輪を挿すこと。

花ひとつに 生命力を感じます。



そして、花には 蕾や花が咲き始めるように

人と同じ表情があります。




日本の文化は、引き算の文化です。

簡素であれば あるほど

その中に 「日本の美」があります。



衣・食・住にしても 

着心地の良さ・美味しさ・住み心地さを

私たちは、求めています。



衣:着ている人を引き立ててくれるもの

食:素材の美味しさを感じるもの

住:快適と感じる空間



どれをとっても 無駄のない シンプルなもの

いわゆる 簡素なものが多いですね。



私の母の世代は 

(団塊世代 1945年~1950年 生まれ)


モノを増やして、揃える世代でした。

それが生活を心地よくするものでした。



その子供にあたる 私たちの世代は

(団塊ジュニア 1970年代前半 生まれ)


必要なものだけを揃える。

いわゆる エコな生活を好む傾向にあります。 



なので、引っ越して来た当初の片づけは

モノがありすぎて… 大変でした。。。

(思いきり 片付けましたよ('-^*)/)




衣食住にしても 快適に感じるモノは

時代・世代によって大きく変化して来ました。



「引き算の美学」を感じながら 

生活をしていると



昔からある日本の知恵・伝統とは異なる

心地よい生活が 今 求めていると感じています。



エコで、快適な生活。



それが、これからの「引き算の美学」ですね。

もうすでに、この時代は

始まっています。



懐かしくて 新しい時間の流れを感じます。



今日一日 そして これからの一日を

快適に 楽しく過ごして活きましょう(^O^)





本日も お読み頂きまして ありがとうございます。