みなさんは、「TO DO リスト」とは何かご存知のことだと思う。
「しなければならないこと」をリスト化したものだ。
では、「NOT TO DOリスト」はご存知だろうか?
「してはいけないこと」をリスト化したものであるが、大変意味の深いものなのだ。
しないことを決めることで、無駄な時間を排除できる。
たとえば、今まで毎月一人1時間かけていたルーチンワークになっていた仕事を、スッパリやめることで、80人の社員の1時間を別の建設的な仕事に向けさせることができる。
80人x1時間=80時間/月の工数を低減できたことになり、約0.5人分の建設的な仕事を生み出したことになる。
反対に、毎月一人1時間必要とする「無駄な仕事」を生み出してしまうと、約0.5人分のムダな工数をかけてしまうということになるのだ。
私の部署では、今この「NOT TO DOリスト」の作成にトライしている。
いざ、作成しようとしてみると、簡単にはリスト化できない。
一部門だけで作成しようと言うのも少し無理があるかもしれないが、それ以上に案外、他人から指摘されな
いとムダだと気づかないものなのかも知れない。
そこで、我々は、次の3点に注力していくことに決めた。
① 全社的にムダだと思う作業などがあれば、止めるよう粘り強く発信していく。
② 部署内でムダだと思う作業があれば、協議した上で直ちに止める。
③ 新たに作るルーチン作業や仕事は、できるだけシンプルにして、未来永劫かかるであろう工数低減を図る。
しばらく、これで運用してみよう。