


今日未明、11日1時40分(世界時10日16時40分)頃に、
ACE衛星で太陽風の急な乱れが観測されました。
速度は、450km/秒から700km/秒と高速の状態に変わり、
磁場強度は、4nTから20〜50nTに強まり、
その後、70nTまで高まっています。
8日昼のX1.0大規模フレアから始まった
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れがやって来た様です。
茨城県柿岡の気象庁地磁気観測所の地上磁場観測では、
11日2時過ぎ(世界時10日17時過ぎ)に地磁気の急な強まりを観測しています。
ACE衛星の観測から20〜30分程度で地球までやって来た様です。
注目していた太陽風磁場の南北成分は、
-40nTに達する激しい南向きが発生しています。
速度の高まりもあり、磁気圏の活動はかなり激しくなっています。
AE指数のグラフは、乱れの最初に2000nTの枠を超えて、
上のグラフに重なるほどの変化になっています。
このまま大きさを読み取ると、4000nTを超えているように思います。
その後は、1000〜2000nTの間を上下していますが、
これは、磁気圏の乱れが非常に激しくなって、
活動の領域がオーロラ帯よりも低緯度側に広がり、
擾乱の規模を正しく測定できなくなっているのではないかと思います。
そして、Dst指数の速報値は、最大で -421nTまで下がっています。
(Dst指数はマイナス方向に発達します)
速報値なので、今後値が修正される可能性がありますが、
Dst指数が-400nTを超えたのは、
2003年11月20日の -422nT以来、21年ぶりです。
もし今後、今回の乱れが -423nTに達した場合は、
1989年3月14日の-589nT以来の激しい磁気嵐になります。
今後の推移に注目して下さい。
ACE衛星で太陽風の急な乱れが観測されました。
速度は、450km/秒から700km/秒と高速の状態に変わり、
磁場強度は、4nTから20〜50nTに強まり、
その後、70nTまで高まっています。
8日昼のX1.0大規模フレアから始まった
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れがやって来た様です。
茨城県柿岡の気象庁地磁気観測所の地上磁場観測では、
11日2時過ぎ(世界時10日17時過ぎ)に地磁気の急な強まりを観測しています。
ACE衛星の観測から20〜30分程度で地球までやって来た様です。
注目していた太陽風磁場の南北成分は、
-40nTに達する激しい南向きが発生しています。
速度の高まりもあり、磁気圏の活動はかなり激しくなっています。
AE指数のグラフは、乱れの最初に2000nTの枠を超えて、
上のグラフに重なるほどの変化になっています。
このまま大きさを読み取ると、4000nTを超えているように思います。
その後は、1000〜2000nTの間を上下していますが、
これは、磁気圏の乱れが非常に激しくなって、
活動の領域がオーロラ帯よりも低緯度側に広がり、
擾乱の規模を正しく測定できなくなっているのではないかと思います。
そして、Dst指数の速報値は、最大で -421nTまで下がっています。
(Dst指数はマイナス方向に発達します)
速報値なので、今後値が修正される可能性がありますが、
Dst指数が-400nTを超えたのは、
2003年11月20日の -422nT以来、21年ぶりです。
もし今後、今回の乱れが -423nTに達した場合は、
1989年3月14日の-589nT以来の激しい磁気嵐になります。
今後の推移に注目して下さい。