PFOSとPFOAは、どちらも「PFAS」と呼ばれる有機フッ素化合物群の一種
PFASは、水や油をはじき、熱に強く、薬品にも強い、そして光を吸収しないといった独特の性質を持っており、20世紀半ば以降、世界中で多くの製品に用いられてきました。
・焦げつかないフライパン
・ハンバーガーや揚げ物などを包む包装用品
・撥水加工の衣類(レインウェア、ウィンタースポーツ用品など)
・タッチスクリーンを滑りやすくするためのコーティング
・軍事施設などで使用される泡消火剤(AFFF)
・スキーやスノーボードのコート剤
・歯間フロス
・化粧品(ファンデーションなど)
・シミ防止加工されたマットレス など

【PFASの人体への有害性】
── 確実性が高い ──
・甲状腺疾患
・血中コレステロール値の上昇(心疾患の原因に)
・肝疾患
・腎臓がん
・精巣がん
・低出生体重(胎児)
・免疫力低下(胎児)
・乳腺発達の遅れ(胎児)
── 確実性が中程度 ──
・炎症性大腸炎(潰瘍性結腸炎)
・乳がん
・妊娠しにくくなる
・妊娠による高血圧/子癇前症(血圧を上げる)
・流産リスクの増加(流産、死産など)
・精子数と運動能力の減少(胎児)
・性的成熟の早期化(胎児)
・肥満(胎児)