松原照子世見
2021年8月24日(火)


思い出  

子供の頃の夏休みの思い出の中に、地蔵盆での出来事があります。
24日の昼頃、親達はお地蔵様に最後の御詠歌をあげ、子供達の健康を祈っていました。
私が母の横に座り、お利口さんにして母達がお参りを終えるのを待っている時、お地蔵様がある2、3軒向こうの家から、浴衣姿のお爺さんが私達の方にやって来ました。
その時、私達は御詠歌をあげながら一斉にそのお爺さんを見ましたが、直ぐに何もなかったかのように御詠歌をあげ続けました。
私はそのお爺さんにくぎ付け。
するとお爺さんは消えてしまいました。
この時、私は思いました。
お爺さんは大人達にも見えていて、すぐに消えることをわかっているのだと思ったのです。

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普通の子供なら、普通でない事に気づきます
普通の子供なら、親にすぐに「消えた!」と報告します

数日後、お爺さんのお葬式がありました。
この出来事から、大人達はお爺さんのような人が見えていても、そっと見なかったようにしてあげているのだと思ったのです。
その後もこんなことがありました。
母親達が立ち話しをしている時、夏だというのにお正月の着物姿で、髪には花簪をさした女の子が、母と親しそうに話す女性の傍にその子は寄り添いました。
地蔵盆の時のお爺さんの時と同じで、親達はその子に目をやり、又何もなかったかのように話をしていました。
子供心にその子もどこかに行くのかなぁと思ったのですが、親達がそっとしてあげているのを見て、私もそっと見るだけにしようと思った時、その子は消えました。
何日か経ったのかわかりませんが、母に連れられてその子のお葬式に行ったことを今も忘れません。その子は麻疹に罹り亡くなったようでした。
私は30代半ばまで、誰もがこうした人達が見えていて、黙ってあげていると思っていたのです。

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2020年8月23日から、このネタは出てきました。
毎年恒例のネタになる気がする~ 感じる~ 思う~ かもしれない~

 



 


2020年7月19日
「今は私にしか見えていない不思議な世界の方々。」


松原照子過去談
「小学校の高学年になるころには、不思議な世界の方々は影をひそめていたように思います。
・気がつくと不思議な世界の方々は、私の前には姿を現さなくなっていました。」

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小学生の高学年の頃には姿を現さなくなった~
と自分で書いているのに

今でも不思議な世界の方々が~
と書く矛盾だらけな松原照子氏、、、