速くなるには練習量を落とす!? | ウルトラランナーへの道

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2011年に立てたサブスリー、サブナイン、UTMF完走の目標は2012年サロマをもってすべて達成しました。陸上経験がなく40才から走り始めたランナーでも練習の仕方で速くなれることを実証しました。練習、栄養、ケア、グッズ、レース戦略について書いたブログです。

一般に速くなりたかったらたくさん走りなさいと言われてます。

走った距離は裏切らない。 とかね。

逆に走り過ぎるから速くなれない。って言う人もいます。

相反することのように聞こえますが、私はどちらも正しいと思ってます。

私は走れる状態ならたくさん走った方が速くなれる。ただ走れる状態ってことがポイントだと思います。

・激しい疲労に襲われている。
・故障寸前。
・風邪等体調が悪い。
・精神的に走りたくない。
・猛暑、豪雨等気象条件が悪い。

こんな時は走れる状態ではないと思います。こんな時に無理して走ると故障したり調子を崩したりしちゃう。

月間走行距離の目標が300キロだからと言って状態が悪いのに距離合わせランをしちゃうとか、フルマラソンの三週間前だから30キロ走しなくてはと体調悪いのにやっちゃうとかよくないです。。。

走った距離と故障リスクが比例するのは間違いないと思います。

もちろん個人差はあります。また考え方も人それぞれです。

でも距離をたくさん走るにしても、走らないにしても、出来るだけ走れる良い状態をたくさん作る努力が大事です。休養、栄養、ケアですね。

そうすれば故障のリスクも減るし。

私は幸いなことにたいした故障をしてません。77キロレースの二週間後に100キロレースに出たり、四週間に三回フルマラソン走ったり周りからはなんで故障しないの??って不思議がられます。自分でもちょっとレース多くて危険かなってたまに感じます。ホント故障するとマイナスからのスタートになるから効率悪いです。。

私が故障しない理由は明白です。

それは練習し過ぎないからです。

体調が悪い時、気分が乗らない時は基本走りません。そして身体のケアはしっかりしてます。友達と比べて練習量が少ないのは分かってます。ウルトラマラソンをそこそこのタイムで走る人の走行距離は400~600キロです。トップランナーは800~1000キロ走ってます。市民ランナーですよ。。
私は平均で300キロ行かない。だいたい250~300キロくらいです。。この中にトレッドミルも入ってるし、トレッキングした時の歩きもしっかり加えてます 笑

自分自身少ないって思ってます。

だから急激には速くなりません。

フルマラソン3時間15分からサブスリーまで2年半かかってるし、100キロは初レースの2010富士五湖が9時間54分で五回目の2012富士五湖が9時間29分。ホントじわりじわりです。。

でも急激に伸びないけど確実に伸びてます。なぜなら故障するまで追い込まないから自己ベストを出した状態から上を目指せるのです。

あとこの1年少しはすべての距離でタイムが伸びました。理由はレース前にしっかり距離を落として疲労を抜いてるからです。それまではレース一週間前に足柄で激しく坂を駆け下りたりしていたから疲労が抜けないままレースになるなんてことばかりでした。また疲労が抜けないと風邪ひきやすくなってしまうのでよく風邪をひきました。

たくさん走ってるのにタイムが伸びないとか、タイムが落ちたなんて方は試しにレース前の練習量を落としてみてください。

私が目安にしてるのは、

三週間前には1日で30キロを超えない。
二週間前には同じく20キロを超えない。
一週間前には10キロを超えない。
一週間切ったら5キロくらいにする。
前日は一切走らない。

こんな感じです。

練習出来る状態ならたくさん走った方が良いって私は思ってます。

実際どうかは人それぞれですよ。特に疲労が抜けやすい人はいいけど疲労が抜けにくい人は練習頻度を落として練習には万全な状態で臨むことを意識した方が良いかも。

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