こんにちは!



昨日は前の職場の先生たちとご飯を食べてきました。


同じ先生同士、いろんな教育の話をして盛り上がりました。


何事もそうですが、いろんな意見をきいて大事なことを共有できる知り合いがいるというのは貴重なことですね!



さて今回は、


very much の位置に注意せよ!


というお話をしましょう。




最近英検の試験日が近づいてきて、ライティングの指導をすることがますます増えてきたのですが。


よく間違えがちなのは、very much の使い方。



以下の文章を見てみましょう。



(a)* I am interested in Japanese very much.


「私は日本語にとても興味があります」




さて上の文章。実は不自然な文章。


それは、very much という副詞の位置。




英語では、以下のようなルールがあります。



動詞に続く形容詞や名詞を強調する際、


その形容詞や名詞の直前に強調語を置けるならそこに置き、


文末に置いてはいけない




(a)* I am interested in Japanese very much.


「私は日本語にとても興味があります」



この場合、以下の (b) のように interested 「興味がある」 という形容詞の直前に 「とても」 を表す強調語を置けるため、(a) のように文末に強調語は置けないのです。



(b) I am very interested in Japanese.


「私は日本語にとても興味があります」


( (b) は正しい文章です)




別の形容詞の例を見てみましょう。


(文末の very much ⇒ 形容詞の前に very 等をつける)



× (c-1)* He is old very much.


○ (c-2) He is very old.


「彼は大変歳をとっている」


(文末ではなく、形容詞 old の前に very を置く)



× (d-1)* I am good at playing basketball very much.


○ (d-2) I am very good at playing basketball very much.


「私はバスケがとてもうまい」


(文末ではなく、形容詞 old の前に very を置く)




名詞でも同様、直前に強調語を置ける際には、文末ではなく直前に置きます。


(文末の very much ⇒ 名詞の前に a lot of 等をつける)



× (e-1)* I had fun very much.


○ (e-2) I had a lot of fun.


とっても楽しかったよ」


(文末ではなく、名詞 fun の前に a lot of を置く)



× (f-1)* The problem has influence very much.


○ (f-2) The problem has a lot of influence.


「その問題は多大な影響を与えている」


(文末ではなく、名詞 influence の前に a lot of を置く)




いかがでしたか?



どうも学校英語教育では、 very much = 「とても」 という単純な訳が与えられるだけであり、その位置や使い方に関しては触れられない傾向があります。



修飾語の位置は英語のリズムやニュアンスを決定する大切な要素です。


very much をみだりに使い過ぎないように気を付けましょう!