どうも、慎悟です。

「あの子を解き放て
あの子は人間だぞ」

生徒にかかっている
常識や植え付けられた
価値観から解き放つのも
指導者の役目。

さて、昨日のおさらいです。

筋肉のストレッチ状態は

「張りつめた弓の~」
状態と一緒やで~。


ストレッチでは
弛緩しない。

相反神経支配について
お話しします。

ヨガインストラクターなら
みんな知ってるテクニックである

(知らなかったらやばいよ?)

前屈する時に、
膝のお皿を引き上げる
と前屈しやすくなるやつ

これは、大腿四頭筋を
緊張させることにより、
ハムストリングスを弛緩させて
より伸びやすくする
というもの。

【柔軟性にまつわる誤解③】

「相反神経支配で、筋肉を弛緩させる」

誤解とは一般的な認識と
実際に起きていることの乖離です。

この「弛緩させる」という言葉の
イメージが厄介だなと思います。

確かにテクニック的には
間違ってなくて実際に
ストレッチしやすくなる。

でも弛緩(laxity)というのは、
「緊張していない状態」です。

積極的な行為ではなく、
緊張という現象が起きない。

もしくは、
緊張(筋収縮)状態の
減少することを「弛緩される」

というわけで、
これがある意味「脱力」であり

筋弛緩剤を打たれた時が
「脱力」状態で、

骨格筋だけでなく、
内臓を動かしている平滑筋、
心臓を動かす心筋も止まる。

それが究極の「脱力」
全集中ならぬ全脱力!


筋肉が緊張するということを
少し細かくでもザックリいうと、

神経から緊張せよ(収縮)という
命令の電気信号が送られ、
化学信号へと変わり、
筋肉が収縮に至ります。

その時、別の筋肉には、
電気信号の段階で阻止し、
化学信号へと変わることを
抑制することが行われています。

つまり、

収縮するの、ちょ待てよ!

って待ったをかけるのが
弛緩という現象です。

「弛緩しろ!」
という命令ではなく

「伝令!伝令!緊張しろ!
とのお達しだーー!」

って言おうとしている兵士が
走ってくるさなか、
兵士に向かってラグビー選手が
突っ込んできて黙らせる感じ。

それが弛緩。


余談ですが、

どうやら筋弛緩剤も似たような化学信号に変わる段階で抑え込むかその他の薬も化学信号をキャッチする方を止めることはできても、筋肉だけの電気信号自体を送られない状態にするのは自他ともに難しいらしい。


というわけで、

弛緩というのは、
「緊張を止めていること」
なのだ。

もう少し、定義を広げると
「緊張状態が減少すること」も含まれる。


なので、

相反神経支配による
緊張抑制の働きは、、、

大腿四頭筋を緊張(筋収縮)させる



緊張する科学信号が
送られると同時に、
意識した筋肉と逆の働きをする
筋肉の緊張が阻止され続ける


緊張が困難な状態になり、
筋肉のニュートラルに戻る

*これが弛緩という結果


ハムストリングスが、
事前に緊張していた場合、
緊張状態が減少していく

*これが弛緩という現象

「脱力してください」は
これを要求しているとも言える。




縮めた筋肉と反対の筋肉は
緊張していないので
容易に伸びることができ、
本人の意識は、

「ストレッチしやすい!」と感じる。

【注意】
伸ばした時の痛みを感じに
くくなるわけではなく、
「ストレッチしやすい」というのは、
さっきより伸ばしやすい。

つまり通常よりいけない
領域に突入するので
痛みは、いつもより
増すかもしれない。

この感じ方には個人差がある。


いろいろ伝えましたが、
弛緩ってつまるところ
筋肉のニュートラルです。

マイナスがゼロになる感じで
みんなが思っているような
プラスじゃない。

このイメージの誤解が
実際の行為に対して、
より柔軟性を上げるときに
おかしなことになるよなぁ。

って思ったわけです。



ということで、


今回は、、、
難しかったかもしれないですね。

僕も、AIであるチャットGPT4に

「厳密には?!」「正確には!?」

と確認しまくって
ニュアンスの修正を
行いましたのでようやく精密に
表現できるように至ったので

みなさんもチャットGPTと
やりとりすると
いいかもしれないですね!