この写真、数年前に私が、わざわざ撮ったものです。 (マニアックな趣味みたいだけど)
これ、「パン生地」です。
パンをてごねで作った事のある方なら分かると思いますが、
発酵後のあのなんともいえないむぎゅ~っとしたカンジ。
(この表現が適切かはわからないけど、私の感覚で勝手につけた言葉)
指が生地の中に吸い込まれる様なカンジ。
その、言葉でうまく説明つかないその質感を伝えたくて。
ホームベーカリーあるのに、わざわざてごねして撮りました。
写真(=ビジュアル表現)って100文字の説明に勝る力がありますよね。
上の写真をみれば、どんな柔らかさなのか、どんな質感なのか、どんな色をしているのか、語らずとも伝わります。
更にその写真に言葉(=シズルワード)が合わさると、より効果的な訴求が可能になります。
食べ物の美味しさを表現する言葉で
もちもち、もっちり、もちっと
などはここ何年も食感系の美味しさを感じる言葉=シズルワードのランキングで上位に入っています。
上記のような擬音語、擬声語、擬態語、擬情語を称して『オノマトペ』と呼ばれていて、
最近では『オンマトペマーケティング』というくらいコンビニ商品ではこのワードが沢山使われています。なぜならより美味しさを感じやすく、購買意欲がUPするからです。(ターゲットによって異なります)
このオノマトペ。
以前、マーケティングの一環で色々調べていた事があるのですが、
とても興味深くておもしろかったですよ。
先ほどの上位ランキング入りしたシズルワードに対して、ここ数年でダウンしてるワードもあります。
コクがある、後味がよい、あっさり、コシのある
などです。
飽食の時代、美味しさを表現する方法もより複雑になってきているようですよ。
ビジュアルとワード、さらにデザインで美味しさ表現の幅はどんどん広がりますよ♪


