腹腔鏡下膣式子宮全摘術 ~術後2日目~ | 雨のち快晴 ~新しい私へ~

雨のち快晴 ~新しい私へ~

2018年秋に受けた子宮鏡下子宮内膜掻爬術と、その後の子宮内膜異型増殖症(前ガン状態)との診断による、冬に受けた腹腔鏡下膣式子宮全摘出術について、記憶を辿りつつ綴ります。

2018年12月21日(金)、子宮内膜異型増殖症のため、腹腔鏡下子宮全摘術を受けました。

術後2日目、12月23日(日)です。

前回書き忘れましたが、術後1日目の夜、点滴も外れ、身軽になりました。

でもこの日は朝から寝不足。

産婦人科病棟なので、婦人科疾患の患者さんと妊婦さん、出産後のママさんが同じ病棟です。大部屋は一応産科と婦人科に分けてありますが、個室は関係なく。私の部屋の両隣の部屋はどちらも出産直後のママでした。

昼夜を問わず、赤ちゃんの泣き声が響き渡り、夜中は特に良く聞こえました。
一定の時間おきに授乳に行かれるようで、部屋を出たり入ったりの音も結構響きました。
また、ナースコールも良く鳴っていて、その度に看護師さんがパタパタと廊下を走って行かれる足音も。

普段、うちのアパートは田舎なのもあって、静かなんです。
病院では色んな音が気になってしまって、すぐに目が覚めてしまいました。

これはちょっと困るなと、主人に朝イチでメール。「耳栓買ってきて~!」

この日の朝ごはんは、全粥にお味噌汁、白菜の煮物、オレンジ、牛乳。

食後、食器を下げに行ったついでに、ゆっくり廊下を一周してみました。
お腹をかばいながら、一歩一歩。少し(いや、かなりかも)前かがみでお婆ちゃんみたいだったけど、なるべく動いてみようと思って。

午前中は2回、廊下を回ってみました。

お昼は全粥にシチュー、茹でキャベツとツナのサラダ、湯豆腐、りんごでした。お粥にシチューの組み合わせが…生まれて初めてかも。

午後1時、面会時間になると早速主人が来てくれました。談話コーナーまで、歩いて行くのですが、前日と比べると歩くスピードが少し上がっている気がしました。
朝メールで頼んだとおり、耳栓を買ってきてくれていました。ありがとう!

まだ笑ったりするとお腹に響いて痛いのに、わざと笑わせようとしてくるので、こらえるのに必死でした。
しばらく話をして、気付いたら談話コーナーが面会者で混雑してきました。「あまり長くいても迷惑かな?そろそろ帰るわ」と。

見送るため、廊下を少し歩いてエレベーターの前まで送って行きました。60~70メートルくらいでしょうか?ゆっくりゆっくり、二人で歩きました。

エレベーターに乗り込んだ主人と別れ、今度は一人でゆっくりゆっくり、病室まで帰ります。ベッドまで戻ったら、ふぅーっと深呼吸でした。

しばらく休んでいると、看護師さんが来られ、シャワーに行ってもいいですよ、と許可が出ました。
傷口のボンドはこのままで大丈夫なのか、お湯や石けんが沁みないのか、色々質問してしまいました。
看護師さん曰く、大丈夫とのこと。石けんを泡立てて、優しく撫でるように洗えば問題ないそう。

シャワー室が空いていればいつでもいいらしいので、3時くらいに行きました。
傷口をまじまじと見るのは初めて。おへそと、その下のほうと、更にその両脇。4ヶ所にボンドで固められた傷口が。どれも血が滲んでいて、見るからに痛々しい。
透明に固まったボンドというか、冬場に指先のひび割れで液体絆創膏を使うのですが、そんな感じでした。

恐る恐るお湯をかけてみましたが、沁みることもなく、大丈夫でした。
この病室のシャワー室は、腰掛け部分が付いているので、座った状態で身体も洗えてシャンプーもできます。術後の身には有り難かったです。

術後初めてのシャワー、スッキリサッパリしました!
でも、すごく疲れた…。病室に戻って、ドライヤーを借りて髪を乾かし終わったら、グッタリしてしまいました。
ベッドでウトウト。

歩いたり、シャワーとかでずっとお腹をかばいながらだったせいか、この辺りからずっと、背中から腰にかけての筋肉痛に悩まされました。
動くたびに、お腹の傷よりも背中のほうが痛いという。看護師さんに訴えてみましたが、苦笑いされてしまいました。

晩ごはんからは通常のご飯になりました。赤魚のフライ、味噌汁、青梗菜のからし和え、ゴボウの煮物、たくあん。
おいしくいただきました。

食後、廊下を2周歩いて回りました。

夜、少しだけテレビも見ました。それまで、あまり集中力がもたず、あんまり見たいという気分にもなれなかったんです。
これもちょっと回復の証なのかなと、嬉しく思いました。

この日は、主人が買ってきてくれた耳栓をして、眠りにつきました。