2018年12月21日(金)、子宮内膜異型増殖症のため、腹腔鏡下子宮全摘術を受けました。
術後、夜から看護師さんに「ちょっと横を向いてみましょう」と言われ、クッションを当ててもらいながら横を向いてみました。
右手で左側の柵を持って、左に寝返りをうちます。お腹に力が入らないから腕の力だけで身体を動かす感じ。なかなか力が入らないので、何回か挑戦してやっと左を向けました。
でも、背中にクッションを当てておかないと、ひっくり返ってまた仰向けに戻ってしまう。
夜中に1時間おきに来られる看護師さんに、「次は右を向きたいです」とか「今度は左を」とかお願いして、手伝ってもらいました。
お腹は一晩中ずっと痛くて、横を向いても仰向けになっても痛くて…。更に腰も痛くて。
ほぼ一睡もできずに朝を迎えました。
夜中、時間が経つのがすごく遅く感じて、1分がいつもの10倍くらいに思えたり。
明け方、外が薄明るくなってきた時は、本当にホッとしました。
この日はお昼くらいに自分で立って歩くのが目標。
でも、夜中にほぼ眠れなかったため、午前中はベッドの上でウトウトしたりボーっとしたりしてました。
早朝から、少しずつ水分を摂ってもいいよと許可が出たので、吸呑にポカリを入れてもらって飲ませてもらいました。
びっくりです。
ポカリってこんなに美味しかったっけ?と思うくらい、美味しかった!
吸呑じゃなかったら、思わずイッキ飲みするところでした。
そしてここで、痛み止の薬を飲ませてもらいました。このあと6時間おきに飲んでみましたが、あまり痛みには効いていない感じがしました。
お昼前に、立ち上がる練習をすることに。
自力で起き上がるところから。ベッドの角度をゆっくりとMAXまで起こし、ベッドの柵を掴みながら起き上がります。足をベッドの横におろして、ベッドに腰掛ける状態に。
こう書いてると簡単そうですが、なかなかキツかったですね。
お腹に力が入らないというか、力を入れようとすると、傷口が開きそうに痛くて。
なんとか腰掛けて靴を履き、立ち上がる練習。なんだかプルプル震えて小動物みたいでした。
そこから部屋のトイレまで歩きます。点滴のスタンドにつかまり、尿のバッグをぶら下げて。
この時ようやく気付いたのですが、皆さんがよく書かれているドレーンはついていませんでした。実は術前に一番怖かったのがこのドレーン。お腹から管が出ているとか、抜くときが痛いとか。想像しただけで鳥肌が…。
ついてないと気付いた時は、ホッとしました。
ちゃんと自力で歩けることを確認され、尿道のカテーテルを抜いてもらい、紙オムツから下着に履き替え、術着からパジャマに着替えさせてもらいました。
熱いタオルで身体も拭いてもらい、さっぱり。
そこで初めて自分のお腹の手術跡を見た私。なんか、想像と違う!
きっとガーゼとかテープとか貼ってあるのだろうと思っていましたが、何も貼ってなくて、傷口の上に透明な膜みたいなものが。看護師さんに、どういう状態なのか聞いてみると、「ボンドです」と。
医療用のボンドというのがあるらしく、透明に乾いたボンドの膜の下に、血で滲んだ傷口が見える…。
抜糸とかいらなくて、しばらくしたら自然に剥がれてくるそう。
ちょっとグロテスクな見た目でした。
術後の食事開始はこの日の夜から。少しずつお腹が空いてきて、でもお昼はまだ出ないので、ポカリを少しずつ飲みながら、空腹をごまかしました。
午後の面会時間になり、主人が来てくれました。が、やはり病棟の入り口にある談話コーナーまでしか入れてもらえないので、私がそこまで行かないと会えないんです。
痛みをこらえながら、点滴のスタンドに寄りかかりつつ、ヨロヨロと廊下を歩いて行きましたよ。
談話コーナーで椅子に座ったものの、座っている姿勢がツラくて、笑うと更にお腹に響いて。せっかく1時間もかけて会いに来てくれた主人には悪かったですが、10分くらいで切り上げて帰ってもらいました。
病室まで入ってもらえたら、もっとゆっくり話せたのにな。残念でしたが、私の身体がもたなくて。
「また明日来るから!」と帰って行く主人に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
病室に戻ってからは疲れてしまって、少し横になり、ボーっとしたりウトウトしたり。
この日の晩ごはんは、全粥に鰆の西京焼、煮物など。全粥なのにおかずは普通。いいのかな?
2日ぶりのごはん、少しずつよく噛んでいただいたので時間はかかりましたが、完食しました。
前日は一晩中あまり眠れなかったから、食後から眠気が…。早めに歯を磨いて、寝る準備。
8時くらいまでは記憶がありますが、そこから寝てしまったみたいです。
でも、朝までぐっすりとはいかず、両隣の部屋が出産直後の方だったため、赤ちゃんの泣き声や部屋を出入りする音で何度も目が覚めてしまいました。