腹腔鏡下膣式子宮全摘術 ~手術当日~その② | 雨のち快晴 ~新しい私へ~

雨のち快晴 ~新しい私へ~

2018年秋に受けた子宮鏡下子宮内膜掻爬術と、その後の子宮内膜異型増殖症(前ガン状態)との診断による、冬に受けた腹腔鏡下膣式子宮全摘出術について、記憶を辿りつつ綴ります。

2018年12月21日(金)に受けた腹腔鏡下子宮全摘術の当日、続きです。

麻酔から覚めて気付いた時には、寝台からベッドに移されている途中でした。背中に板のようなものが当てられ、みんなで「よいしょ」と持ち上げられていました。

目を開けたら看護師さんが気付いてくれて、「ちょぼさん、終わりましたよ~。今から部屋に帰りますよ~」と。

そこからは記憶が途切れ途切れで、廊下をベッドで運ばれている途中が少し、あとは病室に入ってからの記憶しかありません。

ハッと気付いた時には、病室で主人や親が心配そうに覗き込んでいました。

それからもしばらくは朦朧としていたみたいで、親と弟が帰ったのも気付きませんでした。

看護師さんに「痛いですか?」と聞かれたようですが、そんなに痛みを感じていなかったのに、無意識に「痛いです」と答えたみたいで…。点滴から痛み止の薬を入れられました。
その薬のせいか、吐き気が!急に気持ち悪くなって、主人に洗面器で受けてもらいながら「おぇ~」ってなってました。
その度に、お腹に激痛が。

まだ寝返りというか、身体ごと横を向くようにも動けないので、顔だけを横に向けて吐くのですが、これがお腹にキツいんです。

吐くと言っても、前日の夕食から何も食べていないので、ほぼ胃液だけなんですが。
3回ほど吐きました。

少し落ち着いた頃、ようやく主人と話ができるようになって、時間を聞いたり、待っている間の様子を聞いたり。

9時からの手術で、予定では3時間くらいとのことでしたが、病室に帰ってきたのがなんと2時前だったそう。予定より長引いたらしく、でも何の連絡もないし、主人と親と「何かあったのでは?」「他に悪いものが見つかったのかも?」と、すごく不安になっていたそうです。

夕方になって、もうひとりでも大丈夫だから、と主人に帰ってもらいました。
ほんとはちょっと不安で、もう少しそばにいてほしかったのですが、あまり負担をかけても悪いし…と思い。

時々看護師さんが覗きに来られましたが、その度にホッとしたのを覚えています。

途中、熱が上がったようで、汗だくになったりしましたが、ひとりでは動けないので、看護師さんにタオルで拭いてもらえました。

手術中に気管に入れていた管の影響か、喉の調子が悪かったです。痰が絡んだ感じて、出したいけどうまく出せず。咳も出るけど、お腹に響いてとっても痛い。
咳込む度に、涙が出そうでした。

ちなみに、みなさんがよく書かれている、硬膜外麻酔というのはなかったです。どんなものか気になっていたんですが。

あと、ドレーンもなかったです。お腹から管が出ているとか、想像しただけでゾッとしてしまいます。抜くときが痛いとかゾワゾワするとか…。なくて良かったです。

夜、消灯前にお水を持ってきてもらって口をすすがせてもらったのが、とってもさっぱりして気持ち良かったです。

ここからツラくて長い夜が始まりました…。