腹腔鏡下膣式子宮全摘術 ~手術当日~その① | 雨のち快晴 ~新しい私へ~

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2018年秋に受けた子宮鏡下子宮内膜掻爬術と、その後の子宮内膜異型増殖症(前ガン状態)との診断による、冬に受けた腹腔鏡下膣式子宮全摘出術について、記憶を辿りつつ綴ります。

2018年12月21日(金)、手術当日です。

緊張からか、あまりぐっすりとは眠れず。
朝6時以降は絶飲食だったため、5時半くらいから起きてごそごそと。トイレに行って、歯を磨いて顔を洗って、化粧水と乳液でしっかり保湿。6時までにお茶で喉を潤しました。

6時過ぎに看護師さんが血圧と体温測定に。
「緊張するよね~、でも大丈夫だからね!」と励まされました。

8時過ぎに「術着に着替えておいてね」と声をかけられたので、着替え。ショーツ1枚に術着を着て、足もとは弾性ストッキング。
この弾性ストッキング、前回の手術の時にも思ったのですが、ブカブカで、ふくらはぎを覆う腹巻きみたいな感じ。全く締め付け感もなく、意味があるのかな?って。
看護師さんは、「ルーズソックスみたいにしてたらいいよ」とアドバイスをくれましたが。未だに謎です。

8時半くらいに主人と実家の親と弟が来てくれました。術着だけでは寒かったので、上にフリースの上着を羽織って談話コーナーへ。
この時は緊張はしていたけど、まだ平静を保っていられました。

喋っていると、「ちょぼさん、そろそろ出発するので、一旦病室に戻りましょう」と。いよいよだなぁという気持ちになりながら、病室へ。貴重品をポーチに入れて、お迎えの看護師さんについて出発です。

談話コーナーでポーチを主人に預け、「じゃあ、行ってきます!」「頑張れ!行ってらっしゃい!」とみんなで笑顔でお別れ。

そこから、同じ階の手術室まで、しばらく廊下を歩きました。

手術室の入り口の受付に着き、名前と手術名を聞かれます。腕につけているネームバンドのバーコードを読み取られ、頭に不織布でできたヘアキャップを被ります。

ここで手術室の担当看護師さんたちに引き渡されました。

同じ受付付近には、同じ時間に手術を受ける患者さんたちがたくさん。中には3歳くらいの小さな男の子もいて、お母さんが付き添って中に入って行かれました。

いよいよ私も手術室へ。7部屋くらいあって、私は一番奥の部屋でした。キョロキョロしながら奥の部屋へ向かいます。通路の左側に並んだそれぞれの手術室のドアはステンレスっぽい無機質な感じ。右側には薬品がぎっしり棚に詰まった部屋がいくつかあり、ドアは開いていたので中がよく見えました。

先導してくださる看護師さんに、「テレビで観る世界ですね~」などと話しながら進みました。

一番奥の手術室に入ると、手術準備が着々と進められました。靴を脱いでベッドに上がり、横になります。身体の幅ギリギリくらいの狭い寝台でした。
主治医の先生が入って来られ、「では、始めますね!よろしくお願いします」と。

そこから、早かったです。あっという間に心電図のパッドを付けられ、血圧計を巻かれ、点滴のルートを取られました。

口腔外科で作ったマウスピースを口に入れられ、しっかり噛んで固定させました。

酸素マスクを装着されます。麻酔科の先生が、「まずは点滴からお薬入れますよ~。ちょっとボーっとするかも」と。確かに少し違和感を感じましたが、まだ平気でした。
そのあと、「マスクからお薬入ります」と。
「だんだんボーっとしてきますよ……」

ここでストンと落ちました。
何秒くらいかかるかな?と数えるつもりだったのに、そんな間もなかったです。

次に気が付いた時には、寝台からベッドに移されている途中でした。



長くなったので、その2へ続きます爆笑