子宮鏡下子宮内膜掻爬術 当日 ~その②~ | 雨のち快晴 ~新しい私へ~

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2018年秋に受けた子宮鏡下子宮内膜掻爬術と、その後の子宮内膜異型増殖症(前ガン状態)との診断による、冬に受けた腹腔鏡下膣式子宮全摘出術について、記憶を辿りつつ綴ります。

手術が始まると、なぜか急に猛烈な寒さに襲われました。
ガタガタ震えが止まらず、歯がガチガチ鳴るしガーン
上半身に毛布をかけてもらい、温風の出るヒーターみたいなのを近くに置いてもらったりしたけれど、一向に治まらず。

あと、なぜか涙が止まらない…えーん
何故だったのでしょうか?看護師さんがティッシュで拭いてくださり、「緊張してるんやね。大丈夫よ~」ってずっと手を握ってくれていました。
その優しさと手の温かさに、更に溢れる涙。

自分では緊張していないと思ってましたが、実際はかなり緊張していたみたいです。

手術自体は1時間少しほどでしたが、前後の処置の時間も合わせると2時間半ほど。全身麻酔ではないので、音は聞こえるし、人の動きもよく分かる。看護師さんの問いかけにもちゃんと答えられる。
なのに、みぞおち辺りから下の感覚が全くなくて、何をされているのかさっぱり分からない…。
不思議な体験でした。

途中、看護師さんから「好きな曲に変えられるけど、リクエストある?」と聞かれたけど、そんな余裕はありませんでした。「あ、このままで大丈夫です」と答えて、宇多田ヒカルを聴き続けました。
この選曲は、主治医の先生の好みなんでしょうか?確認しませんでしたが。

そうこうしているうちに手術も終わり、病室に帰る準備。血圧計と心電図のパッドが外され、術着を直され、病室から運ばれてきたベッドに移されました。

手術前に歩いてきた廊下を、帰りはベッドで運ばれます。病棟の入口の談話コーナーで、主人が待っていてくれました。ベッドを覗き込み、「おかえり」と。「ただいま」と笑顔で返しましたニコニコ

そこから病室まで主人も一緒に。
病室に着いた時の私の状況は、左腕に点滴、左手指先に酸素濃度を測る器具、右腕に血圧計、両足ふくらはぎにはフットポンプ、そして尿のカテーテル。
まだ下半身麻酔からさめていないにしても、身動きとれないアセアセ
あと、下着の代わりにオムツをつけられていましたタラー

最初は30分おき、その後は1時間おきに検温と血圧にやにチェックに来られます。そのたびにオムツの中を覗いて、出血の確認をされます。これが恥ずかしいショック
まぁ、でも、それよりも、看護師さんのお仕事って、大変だなぁと尊敬してしまいました。

主人には1時間ほどいてもらって、お昼も過ぎたし、帰ってもらいました。また翌日の退院の時に迎えにきてもらいます。

その後、徐々に麻酔が切れてきて、だんだん足の感覚が戻ってきました。血栓防止のため、動かせるようになったらどんどん足首とか指先とか動かすように言われていたので、足首を曲げたり伸ばしたり、指先をグーパーしたり。頑張りました。

3時半くらいには完全に感覚が戻ったので、尿の管を抜いて歩きましょうか、となりました。
まずはフットポンプ、点滴、血圧計が外されました。これで繋がれているのは尿の管だけ。
それから、一旦ベッドから降りてトイレまで歩いてみました。特にふらつくこともなく、ゆっくりですが往復できました。

それで、管を抜いてもらうことに。痛いのではないかと不安でしたが、看護師さんが上手だったのか、全く痛みを感じずにスッと抜けました。

オムツを外し、ショーツに履き替え、熱い塗れタオルで身体を拭きました。顔から足の先まで、すっきりさっぱり。気持ち良かったです照れ
そして術着からパジャマに着替え。完全に自由の身です。

このあと、最初にトイレに行くときは看護師さんが立ち会うことになっているそうで、夕食前にナースコールむらさき音符
部屋のトイレまでですが、ついてきてもらい、看護師さんがトイレの外で待機。なんだか落ち着かないガーン
無事にトイレも済ませられたので、合格でした。

そして、午後6時に待ちに待った夕食。
この日は食事は夕食からなので、お昼過ぎたらかなりの空腹。前日の夕食を食べてから、何も食べていないから…。
丸1日ぶりの食事は、おいしかったですウインク

夕食のあとはのんびり。検温と血圧測定には来られますが、特にすることもなく。また、暇!

でも、普段仕事とか家事とかに追われていると、なかなかゆっくりすることもできないので、「暇」を楽しみました。

この日はかなり疲れたようで、消灯時間の9時になって電気を消されると、そのまま眠りについてしまいました。