2025年4月16日(水) 晴れ
今日の大阪は良く晴れて、最高気温は平年並みの18℃とやっと暖かくなりました。明日からはさらに暖かくなって、夏日になるかもしれません。
4月13日(日)に『大阪・関西万博 EXPO2025』の開幕日イベント『1万人の第九 EXPO2025』参加しましたが、イベント終了後はもちろんそのまま万博会場に残って、『大阪・関西万博 EXPO2025』を楽しんできました\(^o^)/
1万人の第九は9時半ごろ終了。1万人の合唱団が一度に「ウォータープラザ」と「大屋根リング」から退場すると危険なので、指示に従って分散退場。
大屋根リングから降りるのに10分程度かかりましたが、特に混乱なく皆さん思い思いの場所へ向かいます。
合唱団全員に当日のチケットは配布されており、各自パビリオンやイベントの予約をしています。僕は第九には一人で参加しましたが、終了後は嫁さんと合流。嫁さんはチケットの購入が遅かったので9時の入場予約は取れず、10時に「西ゲート」からの入場となりました。(予約当時、「東ゲート」は11時以降しか空きがありませんでした。)
「西ゲート」は地下鉄を利用する事が出来ず、JR桜島駅からシャトルバスに乗る必要があり、シャトルバスの予約も必要です。
嫁さんと合流するため、「大屋根リング」から降りるとすぐに西ゲートに向かいました。雨はやんでいました。
嫁さんは9時~10時枠のシャトルバスを予約。9時にJR桜島駅に到着。駅前は大混雑だったそうですが、バスは8時台、9時台、10時台の予約時間ごとに3つの列に分かれていて、混乱なく並ぶ事が出来たそうです。
9時台の予約にやや余裕があって、10時台の予約を9時台に変更できますとアナウンスされていたそうですが、スマホの扱いに慣れていない人はちょっと可愛そうかな。
バスに乗って「西ゲート」前には9時45分ごろ到着、かなりの行列で初めのうちはピクリとも動かなかった様ですが、10時15分には会場内に入ることが出来ました。
↓「西ゲート」に向かう行列。
↓「西ゲート」の手荷物検査場。
すぐに合流し、さてどこに行こうかな・・と。
パビリオンやイベントの2カ月前抽選は、まだ嫁さんがチケットを買っていなかったのでパス。7日前抽選は全滅。そして、3日前の空き枠先着予約で何とか19時30分の「オーストラリア館」を予約出来ていました。
僕は1週間前のテストランで、各パビリオンの位置関係は大体把握していましたが、第九の事で頭がいっぱいで、どのパビリオンやイベント、レストランが良いのかなど、全く下調べはしていませんでした。「オーストラリア館」は、たまたま空きがあったので予約しただけです。
嫁はある程度下調べをしていたみたいで、とりあえず食べたいものをリストアップしていました。
で、まずは「象印のおにぎりが」食べたいと・・・。
↓ORA(一般社団法人大阪外食産業協会)外食パビリオン『宴~UTAGE~』
パビリオンの2階には、食に関するさまざまな展示や体験ができるエリアがありますが、1階は色々な販売ブースがあって、期間限定で大阪の食を中心にさまざまな業態やブランドの店舗が出店しています。
↓「ONIGIRI wow!」
象印の炊飯器「炎舞炊き」で炊いたご飯をロボットが握るのだそうです。
「炎舞炊き」は高級炊飯器で、ちょっと手が出ません。一度「炎舞炊き」炊いたご飯を食べてみたかった。
「塩引き鮭」
確かにご飯はふわふわで、美味しかったです。(ちょっとお高いですが・・まあ、万博価格ですね。)
おにぎりを買ってとりあえず「大屋根リング」へ。12時ごろには『ブルーインパルス』が万博会場に飛来する予定なので、「大屋根リング」上でおにぎりを食べながら待っていました。みんな考える事は同じで、まだ1時間も前なのにたくさんの人が大屋根リングに集まって来ていました。そして、雨が降り出してだんだん雨足が強くなってきました。最初は第九のユニホームのポンチョで雨をしのいでいましたが、傘もささなければいけないほどに・・・。
待っている間に、第九の合唱団の皆さんのLINEグループの書き込みを読んでいると、「ブルーインパルスは中止になった」との情報。ガ~ン!!!
「中止って、ホンマかなぁ・・・」と嫁と会話していると、そばにいた大きなカメラを持ったおそらくメディアの方が「たった今、速報で中止の決定が入りました」と教えてくれました。
すぐさま、他の人に気づかれない様に大屋根リングを降りるエスカレーターの方へ移動。中止に気づいた人たちが、次々と移動を始めます。エスカレーターはすでに大渋滞、何とか階段で降りる事が出来ました。
大屋根リングから脱出できてしばらくして、大屋根リング上では「ブルーインパルスは中止になりました。ゆっくり移動してください!」と何度もアナウンスされていました。大きな混乱にはならなかった様ですが。あれだけの人数が一度に階段やエスカレーターに押し寄せたら、かなり危険だとは想像できます。運営の皆さんは大変ですね。
大屋根リングで待っている間、「当日登録」でパビリオンの予約をしました。「ハンガリー館」の20時の枠が何とかとれましたが、19時半の「オーストラリア館」を観て急いで向かわなければいけなくて、なんだか微妙・・・。
とりあえず、夜まで予定が無いので予約なしで入れるパビリオンへ。
↓「アメリカ館」。
テストランの時は2時間半待ちと言われましたが、今回は列が短かったので並ぶ事にしました。
↓パビリオンの外のステージで黒人女性のシンガーが歌っていましたが、雨が本降りになって来て客席には屋根が無いので、こんな感じ。ホントはここのテーブルでビールやカクテルを飲みながら歌を聴くのが最高なんでしょうが、僕たちは入場を待っている間に歌声が聴こえて良かったです。
待ち時間は40分程度で思ったより短かったですが、雨が辛かったです。
内容は主にアメリカを紹介する映像でしたが、やはり宇宙開発の展示や映像が良かったです。
ロケットの発射を真下で体験できるゾーン。
最後は、月の石の見学。
出口に向かって、最後に月の石が展示されていました。
小学1年生の時、大阪万博EXPO70のアメリカ館で月の石を見た記憶がありますが、こんなんやったかな?憶えてない(笑)。
「アメリカ館」を出たのは13時半ぐらい。雨は本降り、その上風が強くて横殴りの雨になっていました。
さて昼食は、嫁さんが下調べしていて「UAE」のレストランで食べたいと。「UAE館」は、テストランで民族衣装を着た美しい女性スタッフさんにつられて入りました。確かにレストランがありましたが、その時は営業していませんでした。
アラブの伝統料理「エミラティ料理」を食べる事が出来るのだそうです。
横殴りの雨が続く中、写真を撮るのもままならなくなってきました。パビリオンの全景やレストランの入り口などの写真は無理。看板だけ写真におさめました。
以後、ろくな写真は撮ることができませんでした。
まあ、とりあえず待ちました。雨風をしのぐ場所はないけど・・待ちました待ちました・・横殴りの雨の中・・・。気温も下がって寒い寒い寒い・・・・寒い。
食事にありつけたのは、15時過ぎでした。
メニューはBENTO BOXと言うワンプレートのセットと単品とドリンク。
BENTO BOXではメインとサラダとデザートを選びます。
QRコードを読み込んでスマホでメニューをあらかじめ見ておくことが出来ますが、特に説明もなくて何を注文したら良いのかよくわかりませんでした。
でも、料金先払いの注文のカウンターでは、日本人のスタッフさんが丁寧に食事の内容を説明してくれました。対応してくれたスタッフさんはまず、「寒い中を待たせて申し訳ありませんでした」から始まり、丁寧な対応は高級ホテルのフロントみたいな感じの素晴らしい接客でした。
↓左上は「カミール」と言うパンみたいなやつ、その横はサラダ、左下はメインのラム肉、右中はナツメヤシの実「デーツ」、右下はデザート。
サラダとデザートの内容は忘れちゃいました・・。
↓メインはチキンです。
見た目とは想像できない、それこそ高級ホテル並みのお値段でしたが(笑)、まあこれも万博価格。普段は食べる事のない、異国情緒あふれる昼食を摂る事ができて大満足でした。
そして、嫁さんがこれを飲んでみたかったのでこのレストランに入った飲み物。
↓「キャメルミルク」
「キャメル」とは、そう「ラクダ」です。牛乳じゃなくラクダ乳。上に乗っているのは「ラフシュ」という伝統的なアラブのデザートで、要は綿菓子です。
ラクダのミルクと聞くと、クセのある臭みがあるのかな?と想像していましたが、全く臭みはなくてコクがあって、美味しかったです!日本ではめったに飲めないのではないかな?こういうのは万博ならではですよね。
遅い昼食を終えて一息つきましたが、外に出るとやっぱり横殴りの雨・・・。寒いし濡れて気持ち悪いし、心身ともに疲れました。でも、「オーストラリア館」の予約時間までは、まだ3時間ほどあります。
大雨で写真も撮れません・・・。
17~18時ごろには、僕と同じように寒いし濡れて気持ち悪いし、心身ともに疲れ果てた人たちが一斉に帰途についたみたいで、出口や地下鉄入り口は大混雑、地下鉄に乗るまでに1時間以上かかった人もいたようですね。
一方僕たちは、どうにかして暖を取る必要がありました。第九の合唱団の皆さんのLINEグループの書き込みから、『「コモンズパビリオン」は待ち時間なしで入れて、中は暖かい』との情報を得ました。
「コモンズパビリオン」(共同館)は、単独でパビリオンを建設するのではなく、複数の国や地域が一つの建物内でブースを設けて展示を行う場所です。
早速『コモンズA』に入館。あったか~い。館内にトイレがあるので、トイレに直行。トイレ脇には地べたに座っている人がたくさんいました。「コモンズパビリオン」は避難場所になっている様でした(笑)
ちょっと落ち着いて、コモンズAパビリオンの中を散策していたら、何やら行列が。
「ブルンジ共和国」が出店しているカフェに行列が出来ています。そう言えば、テストランでも行列が出来ていました。
「ブルンジ共和国」の特産品である高品質なコーヒーと、同じく特産品のオーガニックハチミツを使った「カヌレパフェ」が販売されています。
この時は、暖かいコーヒーを飲もうと列に並びました。皆さん、「ブルンジEXPOカヌレパフェ」を買ってるみたい。メニューを見ると・・・やっぱり万博価格で小さなパフェが万博会場内のフードコートで昼ご飯を食べれるぐらいの値段。
う~ん、「せっかくやから・・」という想いと、「いやいやコーヒー飲むためにならんでるんやろ」との想いの葛藤・・・後者が勝ちました(笑)
↓結論
ホットコーヒーと、コーヒーフロートと、カヌレを買いました。
それでね、コーヒーを飲んだんですけど、ビックリ!!!。めちゃ美味い!!!
コーヒーは毎日飲んでいますが、1リッター120円のペットボトルのアイスコーヒーか、ペーパーフィルター付きの個包装の安~いドリップコーヒーしか飲んでいません。本当に美味しいコーヒーというものを飲んだ事が無いんだと思いますが、この「ブルンジ共和国」のコーヒー、今まで飲んだ事のあるコーヒで一番美味しかったです。酸味と甘みとうま味が感じられて、コーヒーにも味があるんだ!と当たり前の様で今まで感じなかった味を感じる事が出来ました。
こういう出会いも、万博ならではですね。
ほとんど雨が止んできたので、少し散策する事に。
↓日本館。人気のパビリオンなので予約はできませんでした。
大屋根リングに上がると、ドーローンのショーをやっているのに気づきましたが、終了間際でした、残念。事前の調査不足でした。
そして、19時25分ごろに「オーストラリア館」へ。予約なので普通に並んで5分で入場。
ユーカリの森のエリア。ユーカリの葉を触ったり、においを感じることが出来ます。
オーストラリア館も、最後のエリアは映像がメインのエリア。
360°全方位に配置されたディスプレイでの映像。オーストラリアの自然がダイナミックに映し出されます。
オーストラリアには新婚旅行で行きましたし、仕事でも一度訪れました。あの大自然には圧倒されましたし、この映像を見てまた行ってみたいと思いました。
「当日登録」で予約した20時からの「ハンガリー館」、ダッシュで行けば間に合いますが、お腹もすいていたのでパスしました。
そして、夕ご飯は「トルコ館」のレストラン。トルコ料理はやっぱり嫁さんのリクエスト。20時、この時間は待ち時間なしでした。
三日月と金星はトルコの国旗ですね。
パビリオンの2階がレストランになっています。1階であらかじめ注文、会計を済ませて2階へ。
レストランと言うより、ファーストフード店と言った感じ。
トルコ料理と言えばやっぱり「ケバブ」。
ラヴァシュというトルティーヤのような薄焼きのフラットブレッドを使った「ドゥルム(Dürüm)」という料理。ポテトとドリンク付き。
野菜いっぱいで美味しかったです。
今回は、食をメインに万博を楽しみました。まだまだ全然行っていない場所がほとんどです。とても1日では周り切れません。大阪に住んでいるので、現地には気軽に行くことが出来るので、何度でも行ける「通期パス」を購入する事にしました。
4月・5月来場者は通期パス割引コードをもらえます。コードを使うと通常30000円のところを24000円で購入できます。今回は4/13~4/26の開幕券4000円で入場しましたので30000円のところを28000円で通期パスを購入できる計算になります。
夜の万博もとても雰囲気が良いので、通期パスで夕方から入場なんてのも良いかな。
最後に、花火が上がりました。
これって、毎日上がるのかな?
開幕日だから特別なのかな?
21時に会場を後にしました。帰る人でごった返して、夢洲駅は入場制限がかかりましたが、5分程度待って入場できました。通勤ラッシュ以上の混雑ですが、終着駅なので1本電車を見送れば座る事も出来ますよ。
次はお天気のいい日に行って、写真をたくさん撮りたいと思います。
おわり