2021年11月18日(木) 曇り時々晴れ
今日は朝から曇り空でしたが、その後晴れ間もあって、昨日ほどではないけれど、比較的暖かい一日でした。
昨日は、大阪府松原市に新しくできたショッピングモール『セブンパーク天美』に行き、ブログの記事にしました。
『セブンパーク天美』には、『TOHOシネマズ セブンパーク天美』が入っていて、映画『恋する寄生虫』を観てきました。
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
監 督:柿本ケンサク
原 案:三秋縋「恋する寄生虫」
脚 本:山室有紀子
出 演:林遣都、小松菜奈、井浦新、石橋凌
あらすじ
極度の潔癖症で人と関わることができずに生きてきた青年・高坂賢吾。ある日、見知らぬ男から視線恐怖症で不登校の高校生・佐薙(さなぎ)ひじりと友だちになって面倒をみてほしい、という奇妙な依頼を受ける。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だったが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。
世界の終わりを願っていたはずの孤独な 2 人はやがて惹かれ合い、恋に落ちていくが———。
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
自宅から自転車で10分、オープン1週間目の出来立てほやほやの映画館、『TOHOシネマズセブンパーク天美』で鑑賞。
SCREEN1(245席)、2番目に大きな劇場。(SCREEN10は、一番大きな275席の”プレミアムシアター”ですが、スクリーンサイズはSCREEN1と同じ。)
公開1週目の平日、本日1回目の上映です。本日水曜日は、すべて1200円です。
オープンして1週間の真新しい映画館、平日とは言えTOHOウェンズデイで1200円、公開間もないのに、観客は僕を含めてたった4人(僕以外は女性)・・・・ちょっと寂しいかな。
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
映画の原案は、三秋縋さんの小説『恋する寄生虫』。
三秋縋さんは、2011年から2013年にかけて、WEB掲示板2ちゃんねるで”げんふうけい”名義でいくつかの作品を発表。
その作品を加筆・修正し2013年9月、『スターティング・オーヴァー』を出版、作家デビュー。
『恋する寄生虫』は2016年9月に出版された、6作目の作品。
2019年3月、『君の話』で第40回吉川英治文学新人賞候補となっています。
監督は、映像作家、演出家の柿本ケンサクさん。
2005年、長編映画『COLORS』を制作し、劇場公開として活動をスタート。2012年、長編映画『UGLY』、『LIGHT UP NIPPON』を公開。
映画、コマーシャルフィルム、ミュージックビデオを中心に、演出家、映像作家、撮影監督として活動されています。
僕は、柿本ケンサクさんの作品は見たことがありませんでしたが、NHK大河ドラマ『青天を衝け』のオープニングのタイトルバック(映像)を制作も手掛けておられ、これは見ました。
主演は、林遣都さん。
映画『バッテリー』(07)の主演でデビュー。
NHK朝ドラ『スカーレット』観てました。
共演した大島優子さんと結婚されましたね、おめでとうございます^^
最近では、テレビドラマ『ドラゴン桜』に出演されていました。
僕が観た映画では、このブログでも紹介した『私を食い止めて』に出演されていました。
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
極度の潔癖症の青年役で、その潔癖症ぶりはホント極端で、下手するとコメディになりそうですが、林遣都さんが演じていると壮絶で、リアリティーがありました。難しい役だと思いますが、上手かったです。
もう一人の主演、小松菜奈さん。スタイルが良く、顔立ちは少しエキゾチックで、どこか憂いがあり艶もある美人。好きな女優さんです。
もちろん、この映画を観に行ったのは、小松菜奈さん目的です(笑)
先日、俳優の菅田将暉さんと結婚を発表されました。おめでとうございます^^
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
映画デビュー作の『渇き。』(2014)では、衝撃的な女子高生を演じていましたが、今回の映画でも女子高生役。
『坂道のアポロン』(2018)、『恋は雨上がりのように』(2018)では普通のかわいらしい女子高生役でしたが、今回は視線恐怖症で不登校の女子高生。『渇き。』のような衝撃的な役ではありませんが、かなり変わった女の子でした。
可憐な美少女役だけではなく、癖のある難しい役柄もこなす、演技派の女優さんですね。(前にも書いたかな。)
現在25歳で、女子高生役は最後のような事をご本人が言っていたみたいですが、僕が見る限りでは、全然違和感がなかったです。
『渇き。』の時から、ほとんどビジュアルが変わらないように思います。
(さすがに、限界だと言っている人もいるみたいですが・・・。)
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
色んなしぐさや表情、とても良かったです。小松菜奈をみる映画だと言っても良いかも。小松菜奈にちょっと蹴られてみたいなんて、思ってしまった。
(『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)では、菅田将暉さんも、思いっきり蹴られていましたが、あれは怖かった・・・)
もちろん、、演技も良かったですよ。小松菜奈さんならではの、役柄だったと思います。
主な出演者はあと2人だけで、ひじりの面倒を見るように依頼する男、和泉役の井浦新さんと、ひじりの祖父で医師役の石橋凌さん。
中堅、ベテラン俳優で脇をしっかり固めて、この映画自体はやっぱり、林遣都と小松菜奈の映画でした。
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
内容はファンタジーですが、もう、ベタベタの恋愛映画でした。ありきたりの恋愛映画に、「寄生虫」という異質な要素を絡めて、ありきたりではない様にしたかったのでしょうが、まあ昔からあるテーマが大前提でした。
寄生虫を絡めた一つのアイディアありきで、ストーリーを構築したような印象を受けました。
映像と音楽はとても良くて、これは映像作家としての柿本ケンサク監督の真骨頂なのだと思います。
そして、林遣都さんと小松菜奈さんを観る映画としては、素晴らしかった。小松菜奈さん、良かったです^^
(c)2021「恋する寄生虫」製作委員会
公開間もなく、いちばん大きなスクリーンで、新しい映画館、その上割安料金なのに、観客がたった4人というのは、残念でした。
物語に関しては、僕もちょっと酷評気味でしたが、それほど良くない映画でも無かったです。(小松菜奈ファンとしては、とても良かったです。)
結婚報道もあって、もう少し観客動員があってもよさそうなんだけど・・・この映画館だけですかね?
まあ、「寄生虫」というタイトル、ちょっと敬遠されそうなイメージですね。
おわり