昨日、アカデミー賞視覚効果賞受賞後
改めて「ゴジラ-1.0」を見に行きました





チケットを買って、足早に会場へ



やっぱりいいですよね


もう9回目なのに泣けちゃうんです



毎回、泣けるところが違ってるのもちょっと不思議なんですけども…

戦後、敗戦によって武装解除された日本

今回は政府としてはゴジラから日本を守る術がない中、民間人がゴジラ駆除に立ち向かうと言う展開で
元海軍の元軍人たちが
「いっちょやるか」
と言うところで、泣けてね

ここで涙したのは9回目で初めてでした

おそらく、能登地震の被災地の取材をしたばかりだからでしょう



阪神淡路大震災でも



東日本大震災でも



能登地震でも

被災地を取材すると、国や自治体に頼ってはいられない、自分たちで、この街を、自分たちでこの生活を守らなければいけない
と、被災者自身が立ち上がって、避難所を守り、闘っている姿をいつも目にします

阪神淡路大震災の長田区の大火災



被災者自身が自らバケツで消化活動に当たっていました


難しい言葉で言えば
「自助」「共助」の精神です

これを、自治体や国の人が

「まず大切なのは、自助共助の精神です」

などと、偉そうに言わないでほしいとほんとに思います

国や自治体のサポートが行き届かないから申し訳ないけど、それを頑張ってやっていただくしかないと言うことだと思うんです

その「自助」「共助」の精神をしっかりと物語の中で描いているのが「ゴジラ− 1.0」であり
実は、戦後と言う歴史を描いているようで
現代そのものの描写であるところが、人々の心に届き、大ヒットしているのではないでしょうか

そして改めて、世界が認めたVFXはこれか!と思ってみると感激もひとしおでした

で、ようやく妻が見てくれたんです(笑)



公開から4ヶ月経ってね

妻とは、芝居はよく見に行くのですが
劇場であまり映画を見ない人なので、それこそ結婚する前から、
2人で映画を見に行った回数はほんとに少ないんです

自分が出演したゴジラ映画
「ゴジラ2000ミレニアム」





「ゴジラ、モスラ、キングギドラ、大怪獣総攻撃」



は、もちろん一緒に見ましたけどね

今回も、自分の出番わかってもらうために
ラジオアナウンサーのシーンの直前に、トントンと肩を叩きました



難しいのは、クライマックスの
ゴジラ駆除、ワダツミ作戦で
駆逐艦、雪風(ゆきかぜ)に乗っている兵士役を認識してもらうこと



ゴジラが放射熱線を吐き出した直後に、上からのカット


甲板の上で最前列赤い矢印のあたりで
爆風に耐えて、甲板の鎖につかまりながらヘルメット押さえている民間人兵士です



ここも直前で、トントンと肩を叩いて、教えてあげました

妻はとても作品を面白がってくれました

妻のブログに、その思いは書いてあります

「それで、僕のシーンどうだった?」
「どこに出たか、わからなかった」

やっぱり駄目だったかあ

1.5秒の出演だと見つけるのは難しい(笑)

それでも、自分が関わった作品がアカデミー賞を受賞するなんて、こんなに誇らしい事はありません

劇場出ると、4月公開のハリウッド、ゴジラ新作
「ゴジラ×コング、新たなる帝国」のポスターが!!



アメリカ人は、ゴジラ以上にキングコングが好きなんです

予告編を見ると、“巨大猿の惑星”みたいな映画になるみたい

まだまだゴジラが楽しめます!