5月16日は西城秀樹さんの命日でした
あれからもう4年です
私にとって、とても大きな存在だった秀樹さん
28年前に「となりのパパイヤ」という番組でご一緒したのですが、
私の世代にとっては、秀樹さんは超スターで、直接お話ができるだけで興奮してしまうほどでした
秀樹さんは、そんな若手局アナの私を誘ってくださって、六本木に2人で飲みに行ったり、本当に素敵な人でした
正直、私にとって「2ショット」は大事件で
「俺、いま、ヒデキと二人でのんでるわけ」
と、心の中で自分の幸運を喜びました
実は、いつも興奮してて細かいことを覚えていないのですが、
昨日、妻が上げたブログを見てビックリ
私、27年前に秀樹さんにそんな事させていたのか!と…
すっかり忘れていましたが、私は昔からお調子もので、物おじしない性格だったので、秀樹さんとの垣根もあまり作らずに接してしまったことで、気に入っていただけたのかもしれません
そしてよく「笠井くんいいねえ。そのままでいきなよ」とアドバイスしてくださいました
我が家の息子たちとも家族ぐるみで一緒に食事をしたり、ホントに楽しい時間を過ごしました
私が抗がん剤治療でつらい時は、ひできさんの厳しいリハビリを思い出し、自らを奮い立たせました
「なんで、見る方がつらくなるような姿まで笠井さんは公表してきたんですか」
仕事復帰してから、よく聞かれました
それは、秀樹さんの生きざまに影響されたからです
ヤングマンのかっこいいヒデキの姿のまま、生き抜くこともできたのに
秀樹さんは「僕と同じ病気の方や、同じ世代のひとに、頑張ってるところをすべて見てもらって、少しでも励みにしてもらえたらいいと思うんだ」と、すべてさらけ出しました
その言葉がずっと心に残っていたからです
いまだに思い出すと涙が出てくるんですが
プールでのリハビリを見せてくださった時、服を着ている僕に水の中から秀樹さんが、両手を広げて叫んだんです
「ほら。入りなよ。ほら、友達じゃないか!」
冗談めかした言い方でしたが…うれしかった
あの瞬間は、私の人生の中でも忘れられない一コマでした
秀樹さんはホントにいい人なんです
今でも、天国から、家族をファンの皆さんを見守ってくれている
そう感じるのは、生前の秀樹さんの生き方が素晴らしいものだったからです
秀樹さん、僕は、まだそちらにはいきません
「笠井くん、いいね」
と、また秀樹さんに言ってもらえるように頑張りますね