福島宮城を襲った震度6強と言うあの大きな地震から2日経ちました

 

東北の有力紙、河北新報によると

昨日17日午後の時点でけが人は東北5県で少なくとも94

犠牲者は3人だと言うことです

 

改めて被害に遭われた皆さんにお見舞い申し上げます

 

「震度6強でも意外と被害が少なかった」

 

そう思った方、多いと思いますが

これは東北に行けばわかります

 

とにかく備えが万全なんです

 

海に行けばどこに行っても高い防潮堤があり

 

 

産経新聞より

 

女川など防潮堤のないまちづくりをしているところでも、海沿いは土地のかさ上げ上げをしています

 

南三陸などは、海沿いはどこも10メートルのかさ上げです

 

しかも東日本大震災の津波危険地域は住むことが許されていません

 

海沿いの道路はかさ上げされていて、それが2つ目の防潮堤の役割を果たしています

 

 

 

かさ上げ道路

 

避難の丘が作られ、津波避難タワーもあちこちで見ることができます

 

 

津波避難タワー 仙台市

 

 

津波ビルと表示されたビルもたくさんあります

 

そして建物は以前から強く補強されており、そこにさらに補強を重ねています

 

さらに、震災に対する知識と経験が大人も子供もとても強く深い

 

ここまでやっているからこその

今回の被害です

 

東京から九州までの地域の人たちは、震度6強の被害がこれぐらいだと思ってはいけないのです

 

南海トラフ巨大地震は静岡から九州まで大きな被害を及ぼすと思いますが、40年以内に90%の確率で起きると発生確率が今年引き上げられました

 

 

 

 

 

 

読売新聞より

 

今の小中学生が4050代と言う働き盛りで家族を養っているときにやってくるんです

 

いやそうではありません

先日もブログやInstagramに書きましたが、

40年後】ではなく

【40年以内】なんです

 

それは

【明日かもしれない】と言うことです

 

さらに関東は首都直下地震の恐れが高まっています

 

だから備えなければいけません


家族でどの避難所に集まるかぐらいは決めておいてください

 

特に東京から九州までの海の近くに住んでいる皆さん、

東日本大震災で津波は

内陸部4キロまで到達しています

 

もう一度皆さんの住宅や仕事場が海からからどれくらい離れているかを、ネットで検索してみてください

 

皆さんの街には高い防潮堤がありますでしょうか

 

近所に津波避難タワーはありますでしょうか

 

おそらく西日本の地域にその備えが万全な地域は少ないと思います

 

一昨日、大きな地震があった後、

家の中で妻はいろいろ作業していました

 

私は11年前に出会った東北の皆さんに無事かどうかの連絡をとっていました

 

昨日になって妻から言われました

 

「やっぱりあなたは、東北なのね。きのう、私は次の地震に備えて自分たちや猫のアーニャの避難のための準備や、一人暮らしの長男に連絡をしたりしていたの。

東北のみなさんも大切なのはわかるけれども、あの瞬間は家族のことをもう少し考えていろいろやってくれてもよかったのかなと思いました」

 

私はすぐに「ごめん」と謝りましたが、「謝ることではないわ。

ただちょっとそう思っただけ」

 

言われてみて改めて

心に刺さりました

 

「今そこにある危機」

 

ハリソン・フォード主演の映画のタイトルですが、夫として父親として、自宅にいたのなら家族を守る行動が第一

 

順番が逆でした

 

ニュースを見ると東北の地震の後はウクライナのニュースです

 

失わなくて良い命が、平和に暮らしていた人の生活が、一瞬にして奪われていくニュースを

私たちは見なければいけない時代を生きています

 

その時に妻のブログを読んで

はっとさせられました

 

よかったら読んでみてください

 

茅原ますみのブログ58回 平均寿命はすぐ短くなる」です

 

こちらからどうぞ

 

 

 

 

 

 

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