思い出 | フラワーライフ☆自分らしく輝く

フラワーライフ☆自分らしく輝く

結婚、妊娠、出産、子育て、更年期...女性の多様なライフステージ毎にお花のパワーやエネルギーを借りて、また、チベット体操や現代霊気、言霊ヒーリングを通して、開花していくフラワーライフのご提案

心と身体と両方から
癒しを起こし解放する
波動調律セラピストの
真水です。

訪れてくださり
ありがとうございます。


先日、母の
一周忌も終わり、
実家の様子を
見に行ったところ
郵便受けに
一枚の名刺が入っていました。

 

Tさんのものでした。
この方は、母が元気なころ
母の担当だったある証券会社の
若い社員でした。

『近くまできたので
寄りました。
電話をいただいたのに
折り返しできずにすみませんでした』
とのメッセージが書かれていました。

担当だったから挨拶がてら
来たのかな?
また、何度も足を運ばれると

申し訳ないなあ
と思い、連絡をしました。

○○の娘の△△です。
母は1年前に亡くなりました。
生前お世話になりました。
ありがとうございます。
と話すと

あ…と言われて絶句していました。

Tさんがその後以下のように
一気にお話しされました。

『20年7月に電話をもらったが、
転勤で職場の環境がかわり
遠くなり、業務も忙しく
折り返しの電話ができなかった。

ずっと気になっていて

21年仕事が少し余裕が出て
何度か訪問したけど
留守で会えなかった。

何ですぐ折り返し
電話しなかったか、
ずっと悔やんでいた。

亡くなってしまったのは、
僕にとって最悪の結果です。

入社してお客さんが
あまりいない頃からずっと
11年間、同じ路線で近くに
住んでいたこともあり、
よく話をしてくれた。
近所に食事に行ったりもして
孫のようにしてくれた。
お孫さんの話もよくしてくれた。
心にずっと引っかかっている。

お墓にお線香あげせさせてください』

母からはTさんの話はよく聞いていました。
Tさんに孫の話をした、Tさんに○○入れてあげた、などなど。
母は、気に入った人のことは過剰にほめて、
気に入らない人のことは、とても悪く言う人で、
娘の私は、子供だから親のためにするのが
当たり前みたいに言ってくる母にうんざりしていた
ところもあり、また、Tさんに実家の電球を変えてもらった
などなど普通担当で来る人にそんなことまでさせるの?
相手は契約してくれるから内心うんざりしながら
相手をしてくれているのだろう、くらいに思っていました。

ところが、電話から聞こえる声は、
心から連絡しなかったことを
悔やんでいて、
心から母との時間を
有難く思っていてくれて
3年近く前のことを
ずっと後悔していることに
偽りがないことが
わかるものでした。
声だけですと、心が
偽れないですよね。
本当にそう思っているのか
口だけなのか、喜んでいるのか、
怒っているのか。


その話を聞いていて
母がなくなってから
気が張っていたこともあり
涙が一度も出なかったのに
どっと涙があふれて
止まらなくなりました。

家族以外で母のことを
こんなに気に留めてくれていて
悲しんでくれる人がいたなんて
ありがたかったのと
母は、娘の知らないところで
Tさんの心のよりどころに
なっていたのだ、
厚かましい客と
契約のほしい営業マンという
関係ではなかったのだ、
うがった見方をして申し訳なかったのと
娘からはわからない
人の気持ちの琴線に何が触れるか
人それぞれなのだと。
地球上で血縁以外で
母のことを思ってくれる人が
一人でもいた、そのことが
想像すらしたことがなく
とてもとても
有難くて泣けて仕方がなかったです。

長い文章
最後までよんでくださり
ありがとうございました。