6月10日 現地見学会の模様 | 新篠津ツルコケモモを守る会

新篠津ツルコケモモを守る会

北海道の新篠津村で再発見された高層湿原(ミズゴケ湿地)とその保護について、情報を発信していきます。

去る6月10日(日曜日)、当会は現地見学会を開催し、

初参加の方3名を含む9名が参加しました。

 

 

最初に、高橋ピートモス工業の御許可のもと、

同社の西側採掘場に残る湿原を探索しました。

 

かなり地下水位が下がり、

昔の池塘の跡に湿原の植物が逃げ込んでいることがわかります。

 

 

ヤチヤナギ

 

ヤチカワズスゲ

 

 

カキツバタ

 

ワタスゲ

 

ツルコケモモ

 

ミタケスゲ

 

これだけの植物の顔ぶれを見せていながら、

何故かモウセンゴケが見当たりませんでした。

今後の研究テーマの一つとなりそうです。

 

 

 

その後、残存高層湿原A・B地区を探索しました。

 

ネバリノギラン

 

ワタスゲ

 

ツルコケモモ

 

イソツツジ

 

ヤチスゲ

 

ツルコケモモは昨年と比べて少ないものの、確かに開花していました。

今後が楽しみです。

 

 

A・B地区の見学を終了していったん解散した後、

村内の別の原野を見学しました。

 

 

底にミズゴケが大群落を形成している泥炭採掘跡では、

疎らに生えるヨシに混じってカキツバタが群生していました。

 

サギスゲも、多数見られました。

 

 

次回の現地見学会は7月1日(日)です。

皆様の御参加をお待ちしております。