こんにちは、ぶんりゅう です。
抜苦与楽(ばっくよらく)、苦を減らし楽を増やすには
どんな修行をすればいいのか?
伝統的な仏教の修行では、「戒定慧(かい・じょう・え)」という
ステップが伝えられています。
「戒律を守り、禅定の境地となり、覚りの智慧を得る」というものです。
ただ、日本の現代仏教は、
僧侶でさえ戒律を守っていないのが普通です。
まして一般人は、戒律とは無縁の世界にいます。
そこで、私は次の3つのステップを考えています。
1.適切なマインドセット
2.適切な感覚・感受
3.適切な思考・考え方
マインドセット
マインドセットというのは、基本となる心のあり方を意味します。
信仰心の厚い人や、何か特定の宗教を信じている人は、
戒律を守ることで、マインドセットできます。
特定の宗教を信じていない人の場合は、宗教に関係なく、マインドをセットするようにしています。
感覚・感受
感覚・感受は、私達が本来持っている感覚を、よみがえらせることが大切です。
それは、感じるべきものを素直に感じ、極端に走ることのない中道にあるものです。
正しい感覚を持てば、心身に必要なものを求め、必要ないものを遠ざけるようになります。
思考・考え方
現代日本社会は、「思考停止社会」とも言われています。
膨大な情報に踊らされ、自分の目でその真偽を見、自分の頭で考えるということが、とても少なくなっています。
(新聞の情報を、そのまま信じる人の割合が、日本人は極端に高いという調査報告もあります)
適切な思考・考え方とは、苦と楽の違いを知り、それを見分け、苦を手離し、楽を手に入れる智慧です。
このように、心のあり方が適切であり、感覚・感受が適切であり、
思考・考え方が適切であれば、苦は減り、楽は増えていくことでしょう。
ひとつひとつの具体的なやり方は、
これから随時、ご紹介していきたいと思います。
はしもと ぶんりゅう