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しんしの盆栽初心者日記13年目

盆栽の楽しさを皆さんに知ってもらいたく。
日々の作業、盆栽の成長を記録としてブログに綴っていきます。

問題です。

 

左流れの懸崖樹形の植え付けで正しいのはどれ?

 

①鉢の左ギリギリ

 

②鉢の中央

 

③鉢の右端ギリギリ

 

例題としては、鉢大きすぎて適切ではないかもしれませんが。

 

 

答えは5年後。

 

またね!

実は昨日のブログの前に、先生や誠ちゃん、K君やその他のみんなにある画像を送っておりました。

雅風展用の鉢合わせの画像だったのですが、評価は上々。

ただ、簡単に入ると思っていたのに入らず根張りを削った事を伝えると、誠っちゃんより『ブログに書いてある事に関係しているやつですね』と。

鉢合わせに失敗した絶望感、『あ・・・。なんてこった・・・・・・。』こんな感じですかね(笑)。

 

では今日のブログ。

盆栽教室は技術を学ぶ場所であって、先生に作業をお願いする場所ではない。

私はそう思っております。

でも針金掛けや枝抜きをお願いしようとする会員さんは多い(笑)。

もちろん先生にお願いしたい気持ちもわからないわけではありません。

でも、自分でやらないといつまで経っても上手くはならない。

 

以前から言っておりますが、私は自分で作る樹と先生にお願いする樹は分けております。

自分で作っている樹は出来るだけ自分でするようにしております。

枝抜きも針金掛けも。

 

先日の教室ですが、各自各々悪戦苦闘しながら松柏の整枝に挑戦している姿をみて、本来あるべき姿だなと嬉しくなってしまいました。

それこそ以前のエントリではありませんが、安い樹を買って良い樹にしていく。

迫ちゃんが持って来た五葉松なんて格安からすごく良い樹になって羨ましい事。

とりあえず針金掛け挑戦して、後は先生に修正してもらえばいいわけですからね。

 

私の所属する南風会ですが、本当に良い会になってきたと思っております。

良い樹(値段の高い樹ではない)を数少なくが出来る会である事が。

もちろん、繰り返しになりますが時間と場所と経済力があればいくらでも増やしていいと思いますが、そういう方はごく少数。

少しでも一樹入魂できる環境が理想だと思います。

 

実際、悪い樹ばっかり持っている人って20年、30年と盆栽歴増えるだけで、何年作っても悪い樹しか持っていません。

良い樹を持とうとする向上心が良い盆栽を作る力になる。

良い樹を買う人は、盆栽の良し悪しを早く理解する事が出来、良い素材悪い素材の見極めも早く出来る。

結局、良い盆栽を作る力とは、悪い盆栽を処分できる決断力だと思います

 

さて、いよいよ盆栽シーズン到来ですね。

私は雑木の植え替えはほぼ終了して、モミジ、楓の芽摘み・葉透かしに移っております。

これから松柏の植え替えも入ってくるので大忙し。

でも楽しみです。

 

今日の画像です。

F先生が国風展に出展された瑞祥植え替えしました。

この瑞祥の事は後日記事にしますね。

 

根張りは、ほどほどが良い。

最近、私はよく聞きます。

 

盆栽始めた頃は根張りは大きいほど良いと思っていましたが、ここ最近は嫌というほど大きくなってしまった根張りに悩まされ続けております。

松柏でも雑木でも、大きすぎる鉢はセンスを疑ってしまうほど滑稽に見えてしまいますが、入らなければ必然とそうなってしまう。

 

いよいよ植え替えシーズン始まりますが、YouTube動画で大きくなった根張りをさらに大きくしようとしている人がいますが、10年前の私を見ているみたいで。

私もブログ村のベテランさんにコメントで『まだ根張り大きくする気ですか?』と言われたことあります。

きちんとした展示会に飾った事もなかったので、化粧鉢の小ささを知らないのも無理もありませんが。

 

まず、支那鉢に代表される古い鉢は間口に対して奥が非常に狭い、挙句薄い。

それなら奥が広い正方鉢や丸鉢を使えばとなってくるが、それらの鉢はデカく見えるから間口を二回り小さい物にするのが鉄則。

また、それらの鉢は高さが深くなるほど間口を小さくしないとデカく見える。

鉢がデカいと間抜けに見えると言う事。

 

次に鉢の大きさは、小品盆栽で使われる小卓にも影響する。

これまた良い小卓は奥が狭い(笑)。

間口20cmで奥が14㎝なんてざら。

デッカイ正方や丸鉢使った時には小卓はさらにデカく。

 

最後は箱卓。

昔の箱卓は、これまた奥が狭い。(もう笑うしかない)

奥の大きな小卓なんて使えません。

それなら新しい箱卓にとなるが・・・・・・・。

最近は誰も作ってくれないらしいです。

また、中古の新しい奥が広いタイプの雅風で使える80㎝の箱卓は80万以上といわれております。

雅風用に使いやすい、奥の広い鉢と小卓と箱卓をそろえると300万ほど・・・・・・。

樹と合わせると600万以上(笑)。

 

話、脱線しましたが根張りはほどほどですよ。

10日ほど前の老爺柿です。

今年は早いです。

 

追記 ブログ内の『奥』とは奥行のことです。

 

昨日の動画の真柏ですが、我が家の看板樹と並べてみました。(作業台が超汚れております)

 

小品の真柏と比べるとこんな感じです。

ちなみに樹高は27㎝。

正直こういった文人木は、擬木の上において眺めるといいですよね。

この樹は小さいので無理でしょうが。

それこそ、パソコンの横に置いてなんていうのも面白いかも。

 

こちらの樹も比べてみました。

樹高はどちらも20cmサイズです。

どう見ても幹が細すぎですね。

しかも舎利が若いし。

実際にこうやって並べてみると樹の樹格がはっきりと判ると思います。

 

やっぱり秋までにジン作って売るかも・・・・・・・。

他にまだ遊ぶ真柏あるので。

 

先日の勉強会に南風会入会希望の若い愛好家さんが見学に来ておられました。

まだ20代と驚くほど若い!

その年齢に驚いていたところ

『僕が始めた年齢と同じくらいですね』とK君。

それにもびっくりですが、私との年齢差を考えると当たり前なんですよね。

また、私のこのブログも読んでくださっているとの事で(笑)。

 

ところでですが、この若い愛好家さんに、会のメンバー数名が自分の盆栽道を語り聞かせていたんですが、この各々の盆栽道が非常に面白くて聞き耳を立てておりました。

で、その中の一つを紹介します。

 

『高い盆栽を買うと損をするから、安い素材買ってつくっていけ』

この事自体、私は間違っているとは思いません。

ある意味正解だとも思っております。

ただ、この安い素材が問題なんです。

安くて悪い素材では駄目なんですよね。

素材の良し悪しを見抜く目が必要になってくる。

その素材が悪い素材であった場合、枝がほぐれて素晴らしい樹になっても骨格が悪いが故にそこまでの樹になってしまう。

でも普通はそこまでの樹だと気づかないですよ。

良い樹を買ってその樹と比べる事で、しっかりとした評価が出来るようになる。

 

そう言えば、先日の立春大市で、以前私が所有していた盆栽が売られていました。

売る前は、ひょっとすると愛好家の買値で10万くらいになるかなと思っておりましたが・・・・・。

7万円で売られていました(笑)。

ま、私が持っていた時より悪くなっていましたがね。

このブログでもYouTuber動画でもなんども登場している樹です。

素人の評価なんてそんなもんです。

K君、誠っちゃんにはlineで動画のURL送ったので〇分(みんなにバレるといけないので訂正しときます)のところ見てね(笑)。

 

では今日の盆栽。

楓が展葉始めてしまいました。

植え替えを急がなきゃ。

 

あと本日、文人真柏の動画出しました。

さっそくいつものようにチャンネル登録解除する奴がいて(笑)。

ま、毎回の事ですがね。

毎回、動画出して3分ほどで登録解除。

アンチですかね。(笑)

 

先日の文人真柏。

F先生が実物を見たいと言う事で、先日行われた教室に持って行きました。

もちろん自分なりに「結構良いんじゃない(笑)」と思える出来栄えだったので意気揚々と持ち込んだのですが・・・・・。

 

その前に先ず画像を。

この画像ですが、圧縮効果狙って撮影していますので、実際の見え方とは違います。

で、みんなに言われた事は『ちっちゃ』

そりゃそうですよ、幹の太さ2cmほどですので。

でもある意味誉め言葉ですよね、写真では大きく見えるのですから。

 

ここからが本題。

先生が見て開口一番。

「正面を軽く左に振ったほうが、舎利の穴が見えなくなり、幹の模様もよくわかりますよ。」と。

これはアドバイスですね。

正面に関しては、人それぞれの思いがありますので正解は無いと思っておりますので。

 

次はダメ出しです。

「幹の模様に対して、枝の模様が薄すぎます。」

一の枝は大きく曲を入れて、もう少し手繰るように作るといいとの事。

位置(高さ)も低すぎるとの事。

ま、この事もある意味アドバイス的な事でもあると思いますのでね。

 

「二の枝ですが、折角棚割りができる位置に枝が有るのにもったいないですね。」

でも、これがプロの技なんですね。

やり方を聞いてさすがだと納得しました。

文人木は枝を少なく作るのが基本ですが、棚割りが無い樹は全く魅力ないのでこういった技術が必要になるんだと。

いずれ、こういったプロの技を動画にしたいかな。

 

最後はおまけの画像

間口21㎝。

最大サイズです。

 

我が家の10年選手を紹介します。

 

まずはピラカンサ。

2012年入手

購入時、大作先生が『1万は安いと思うんだけど誰も買わないんですよ』と言っていた樹です。

売ると言って早数年。

今年も【好みの鉢】に入れてしまったので売らないかも(笑)。

 

 

つづいて楓。

2012年入手。

作ると言う事がどういう事か早めに分かればもう少し出世したと思われます。

 

 

雅風で使った真柏。

2012年入手。

我が家の最古参です。

盆栽価格のタガが外れる要因になった樹です。

正直、我が家で一番好きな樹。

 

 

石化檜。

2012年入手。

石化檜に関する指南書など一切なかった時から、自分なりに作ってきた樹です。

その作業全てをブログで作業を発信したことは私の自慢。

あ、今は記事にプロテクト掛けていますのでYouTubeで見てください。

私のお小遣いになりますので(笑)。

 

 

箒づくりの欅。

2012年入手。

入手して12年になりますが、欅が全く太らない事を思い知らされた樹です。

苗から一気に太らせないと太らないのではと思ってしまいます。

でも、立ち上がりと枝分かれの曲線が超綺麗です。

欅の美しさを叩きこまれた樹です。(枝の解れは悪いですが)

 

 

素材から作っている真柏。

2013年入手。

国風展の売店などで、同じ出所の樹が大量に出回った年に購入した樹です。

私は基本『良い樹が欲しいなら、作るより買ったほうが早い』を地で行くスタイルなので、遊ぶために購入した樹です。

確かに作るの面白いと思わせてくれた樹ではありますが、後悔する部分も多く・・・・・・。

やっぱり買ったほうが早いですな(笑)

 

 

今年雅風に飾った石化檜。

2013年入手。

良い樹です。

ただ、今年の雅風では、剪定後の樹勢が乗らず飾りたくなかったが本音。

ま、これには色々あるのですが、詳しくは話せない事情があるので。

でも、もう一度最高の状態で国風にでも挑戦しようと思っております。

その時は、懸崖の野梅なんか良いかな。

 

 

ヤフオク買った赤松。

2012年入手。

今じゃ一万では買えないと思います。

表裏を入れ替えた思い入れの強い樹です。

ヤフオク・メルカリと私が嵌るきっかけになった樹です。

 

 

小品盆栽界では数少ない模様木の五葉松。

2013年入手。

実はこの樹、私が盆栽始めた当初より大作先生の園で買いたいと思っていた樹です。

園の新店舗移転記念セール時にお祝いを兼ねて購入した樹です。

この樹も全く太らず、五葉の模様木の少なさの理由を肌で感じた樹です。

 

 

長寿梅。

2012年入手。

年々悪くなって行ってしまった樹です。

他にはイワシデも悪くなってしまいました。

最悪の事態が起こった事は、今後動画で紹介します。

 

 

最後は黒松。

2012年入手。

この樹も我が家では真柏に次ぐ古い樹になります。

樹齢80年以上と言われるくらい、頭の枝まで古さ抜群の樹です。

ちなみにこの樹も雅風で使用しています

 

わたしは現在盆栽歴13年になります。

現在、我が家には動画用以外で30鉢ほどの盆栽(この樹達がメイン)があります。

その中の11鉢は盆栽歴と同じくらい私の盆栽人生と共に成長してきた樹達です。

これからも大切にしてていきたいなと。

 

※そう言いながら売る計画たてていますが(笑)。

ちなみにこの記事の画像は現在ではありません。

 

盆栽の王様と言われる黒松、昨今の人気は異常で小品の展示会で賞を狙える天場の黒松などは100万を軽く超える事も珍しくありません。

それに対しての赤松は・・・、人気は低迷だから価格も低迷。

私が直接話を聞いた中国人ブローカーは

『赤松と五葉松は、中国の盆栽に影響を与える人が、初期の頃に非常に弱く枯れやすいと言ってしまったから人気がないんだよ。』と言っておりました。

さらに

『これを覆そうとするけど・・・・・・。無理だね。』とも言っておりました。

あながち間違いではありませんが、最近では黒松の管理も非常に難しくなっておりますのでね。

海外が買わなければ価格が低迷する事自体が問題なんですけどね。

 

では本題です。

皆さんは黒松と赤松の見分け方、どこで判断します?

大きく分けて、幹の色、葉の色と硬さ、冬芽の色の三つだと思いますが、私は冬芽で判断しています。

 

ちなみに

こちらが黒松

 

 

赤松です。

 

色の違いがはっきりと分かると思います。

白っぽいのが黒松で、赤いのが赤松。

 

のはずですが・・・・・・・。

芽が白いのに赤松と言われている樹が多いと思います。

皆さんはどう思われますか?

 

今日は真柏の事です。

以前の記事で、我が家の盆栽数本を今年手放す予定である事は書きました。

その手放す盆栽の中の真柏ですが、素人が下手に手を出した真柏は売れにくいと言われたことがあります(笑)。

正直ショックですよね(笑)。

 

私たち南風会の会員が、業者のセリに出して樹を処分する時の事を紹介します。

樹を競りに出品し、高く売れるようにする方法は3つ

一つめは、先生にお金を払って整枝してもらい出品する方法。

二つめは、先生の指示通りに自分で手入れするやり方。(整枝はやりません。芽摘みや舎利の化粧など。)

三つめは、何も手を加えず競りに出す方法。(鉢や幹の掃除などはやります)

 

では、何で決めるかというと樹のレベルです。

良い樹はプロが手入れすると樹格が遥かに上がるので、手入れ出来ない業者(すべての業者が針金掛け上手ではない)は、すぐ売り物になるものを欲しがるので高値を付けてくれる傾向にある。

また、手入れできる業者でも売りやすい良い物は買ってくれるみたいです。

 

逆に、手を入れる事で良くはなるけど高値を期待できない真柏は、改作の余地を残して出品する。

そうすると改作できる盆栽屋さんがセリ落としてくれることがあるみたいです。

ここで言われるのが、下手に手を入れない事

 

三つめの樹は、運を天に任せる樹です。

こんな樹でも、鉢を磨いて舎利掃除して雑草とったりしますよ(笑)。

 

 

では今日の記事です。

その競りに出す予定の真柏です。

一年前の画像です。

 

今日の整枝後。

樹高は30㎝は無いと思います。

先生に、『やっちゃいましたね』と言われるかな。

 

誰か、買ってください! (笑)

 

YouTubeで文人真柏の動画出されている人いますが、尊敬します。

私は評価できませんが上手な方が見て何と思うか・・・・・・。

心が相当強い人たちなんだと。

私が素人で上手だと思う方はXにひとりだけ、YouTubeには一人もいません。

若い方ですがセンスの塊。

最近、盆栽関係の仕事に着かれたのかな?

 

私は恥を忍んで記事にしましたよ。

あ、動画にもします(笑)

 

最後に、文人木は形を作ったら値段あまり変わりません。

全く太らないので。

古さが出れば価値上がりますが20年は必要ですよ。

 

2月も9日ですよ。

まずい・・・・・。

植え替えを急がないといけません。

ぶっちゃけ、動画撮影しなければ1日で最低4本ほどいけますので6日もあれば十分なんですが、撮影では1日1本になってしまう…。

とりあえず葉刈りしたピラカンサと寒グミから始めようかと思っております。

会の誠っちゃんは長寿梅を今日やっつけたみたいですので、長寿梅からでも良いかな。

 

それはそうと、防犯アラーム取り付けて1か月半ほどになりますが、なんと作動5回、もちろん爆音です(笑)

そのうちの2回は棚場に私が侵入しての反応なのですぐにスイッチを切る事(鳴る事は分かってましたので)が出来ましたが、別の2回は我が家の中の人に反応、突然のアラームに慌てて棚場に行く事になってしまいました。ちなみに時間は7時と19時くらい。

で、残りの一回ですが、なんと真夜中の24時くらいに棚場の近くで野良猫が喧嘩やってるじゃありませんか。

にゃ~ご。にゃ~ゴ。にゃ~5!と』

そして砂利を歩く音(笑)。

うちの奥さんが『あ、セキュリティーに反応する・・』と言いかけたその時に

爆音です(笑)

 

ちなみに反応したのが寝室から手の届く位置に設置してある一台でしたのですぐに止めることは出来ましたが。

ま、近所迷惑ですね(笑)

 

でも盆栽泥棒対策の一つとしては非常に有効だと思います。

たかだか一つ1400円ほどで盆栽守れるなら言うことなしです。

あと2つほど追加して、通りに面した入り口に、音なしで光るだけのパターンで設置しようかと考えております。

ちなみに私が買ったセンサータイプは、上下左右を遮蔽すると前の一方向だけしか反応しないようにも出来るのでお勧めですよ。

ただし、日中は充電するために別の位置に設置する必要はあります。

愛好家は毎日棚場に行くと思いますのでそれほど面倒ではないですよ。

 

最後はおまけの画像

先週葉刈りした寒グミです。

雅風のやつです。

 

あ、そう言えば近代盆栽3月号に載ってました。

うれしい(笑)。

近盆さんありがとう。