前回の『樹高20cm問題』で損をするのは誰だと思いますか?
ズバリ趣味者です。
というのは冗談で、実際には業者ではないかと考えます。
もちろん現時点で該当する樹を持たれている趣味者は損するかもしれませんが、将来的には『絶対に趣味者の利益になる』と思います。
理由は、如何なる理由があろうとも20cmを超える樹は小品盆栽ではなくなるから。
私は小品盆栽として使えない樹は買いません。(貴風サイズでも欲しいと思った樹は買いますよ)
小品盆栽愛好家が買わない樹の値段は必然的に下がります。
もちろん20cm以上になったとしても20cm以下にする事は不可能ではありませんが、業者は時間をかけて改作する事はほとんどしません。でも趣味者は時間をかけて小さくする事が出ますよね。(商売ではないので)
そう考えると趣味者に有利になるのではないかと。
現在の小品盆栽の基準は、間口180㎝の席飾りの中で使える樹であるかどうか。
これって思いっきり盆栽業者側の匙加減ですよね。
樹高25㎝ほどの樹でも跳ね出しで使われていたりしています。
確かに樹格は上がりますが、価格もそれ以上に高騰する事になる。
盆栽はどんな樹でも必ず大きくなります。
樹高を20cmに制限する事で、いずれは小品盆栽を卒業する時が必ずやってくることになる。
そうする事である程度の価格の高騰を抑える事が出来るのではと私は考えいます。
もちろん18㎝ほどの盆栽の値段が高騰する可能性も十分あります。
でも小さくなると樹格は下がりますので無尽蔵の高騰はないのではないでしょうか。
ま、ここまで書きましたが・・・・。
続きはまたの機会に。