盆栽は若いうちに始めろ? | しんしの盆栽初心者日記13年目

しんしの盆栽初心者日記13年目

盆栽の楽しさを皆さんに知ってもらいたく。
日々の作業、盆栽の成長を記録としてブログに綴っていきます。

盆栽は若いうちに始めろという言葉を目にすることが有りますが・・・。

若いうちに始めるとお金をかけずに良い盆栽を作る事が出来ると言う事みたいですが、実際には半分正解で半分間違いだと思います。

 

高価な盆栽を買う時にはよく『時間を買う』と表現する事があります。

誰かが30年・40年、あるいは100年という時間をかけて作った盆栽を入手する、すなわちその誰かの時間を購入したという考え方です。

では、その時間とはどういった時間かと言うと、

 

真夏の暑い日は必ず誰かが一日数回の潅水をする時間

 

適時に適切な作業を、どんなに仕事が忙しく夜遅くなってもやらなくてはいけない時間

 

こう言った感じで、とにかく時間に対してかなり制約を受ける事になります。

もっと分かりやすく言えば、

 

 

春から秋にかけては一泊以上の旅行には行けない。

 

暑い時期は、深酒して二日酔いで寝過ごす事が出来ない。

 

春の貴重な休日に家族と出かける事もままならない。

 

こんな感じ。

 

正直、若いうちは家族の理解なくしては盆栽なんてほぼ無理です。

もちろん、どこぞの金持ち社長さんやナニも専務みたいに時間やお金に融通の利く特権階級の人なら別ですよ。

心にも時間にもお金にも余裕ありますから。奥さんも寛大です。

普通の人なら水の無駄遣いだとかどこにも行けないなんて言われるのがオチです。

子供が小さければ尚更です。

 

限られた中で、挿し木や実生で作った数多くの盆栽に割ける時間なんてたかが知れています。

だから盆栽は枯れるのだと思います。

 

若いうちに盆栽始める方は良い盆栽を数少なく。

ある程度盆栽にも生活にも余裕が出てきた時に実生や挿し木を始めたほうが良い。

またそうした時には、盆栽に良し悪しも解るようになっているはずですので無駄に駄木を量産する事もなくなっていると思います。

 

最近、盆栽が増え過ぎて困っている盆栽歴12年の初心者の意見でした。

 

画像はおまけです。

3年でここまで枝増えました。

ここ数年で気付きましたが・・・・、コツがあるんですね。

これからは、いよいよの鋏作りに移行していきますよ。