昨日は殺陣の稽古をご紹介しましたが、今回の舞台でもうひとつ重要なのは方言です
言葉の微妙な発音で、登場人物のキャラクターが浮かび上がってきます。
特に載寧龍二さん演じる坂本龍馬は土佐弁を使いこなさなくてはなりません。
ちょっとした発音やニュアンスを修正しながら、
少しずつキャラクターを作り上げていきます
また、シンさんが演じる以蔵も場面によって方言を
使い分けるのが重要な要素になってきます。
アクションだけでなく、台詞の微妙なニュアンスにも
注目して観劇されてはいかがでしょうか
さて、今回のブログでは、パンフ掲載用に行った座談会から、
紙面の都合なくなくカットされた部分を公開いたします
聞き役は、プロデューサーの三木さんです。
載寧さんとシンさんが、土佐弁について語っています。
三木「土佐弁どうだった?」
載寧「まだ正解がわからないですね」
渡辺「でも、なんか、僕そっちじゃないからわかんないんですけど、凄いですよ」
荒牧「関東もんからしたら土佐弁しゃべってるようにしか聴こえないです」
載寧「土佐弁だけだったらまだなんとかなると思うんですけど、それに“時代”の要素も加わるじゃないですか。そうなるとほんと正解がわかんないですね。難しいです」
三木「具体的な正解はないんじゃないかな。今の感じで良いと思うよ」
載寧「そうなんですかね。プロデューサーOK頂いたんで、このままがんばります!(笑)」
三木「シンくんはどう?」
シン「高知にライブで行った時、MCで『土佐弁ってどういう感じ?』って聞いてみたんですけど誰も教えてくれなかったです。みんなクスクス笑ってて…」
載寧「それ、聞き方が悪かった
三木「『○○は土佐弁でなんて言うの?』とか聞かないとお客さんも答えづらいよね」
シン「そうですね。今度、そう聞いてみます(笑)」
(~パンフレット特別企画「稽古場座談会」より~)
本番へ向けて、紙の上の台本が少しずつ現実になって
目の前に広がる様子はとても興味深いです。
本番の舞台を楽しんでいただきたいのでネタバレはないようにしますが、
これからも少しだけ、稽古場の様子を皆さんに
のぞき見していただければと思っています